ドン・ジョヴァンニ

  • 2011/2012シーズン
  • Wolfgang Amadeus Mozart : Don Giovanni
    ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト/全2幕
    【イタリア語上演/字幕付】

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  • オペラ劇場

天才モーツァルトがドラマティックに描いた、伝説の色男ドン・ファンの物語。

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オペラのラインアップに不可欠なモーツァルト作品の中から、傑出した最重要作と評価される『ドン・ジョヴァンニ』を選びました。新国立劇場では『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』『イドメネオ』に続き3作目の演出となるアサガロフは、18世紀後半の色男ジャコモ・カサノヴァの人物像にドン・ジョヴァンニとの共通点を見つけ、オペラの舞台をカサノヴァの故郷ヴェネツィアに移しながらも、ドン・ジョヴァンニの人物像をオーソドックスな手法で忠実に表現しています。メトロポリタン歌劇場等で人気を博し、現在望みうる最高のドン・ジョヴァンニといわれるクヴィエチェンや、2008年初演でドンナ・エルヴィーラを演じたミコライ、アメリカの新星キャベル、巧妙な演技力で新国立劇場オペラの様々な役柄を好演する妻屋秀和や、ウィーンで活躍する平野和などバランスのとれたアンサンブルもお楽しみいただけることでしょう。モーツァルト円熟期の傑作をお見逃しなく。

ものがたり

舞台はヴェネツィア(オリジナルは16世紀頃のセビリア)。世界各地で2065人にも及ぶ女性を次々とものにし、従者のレポレッロがそれを「恋人のカタログ」にしてしまうほどの色男ドン・ジョヴァンニが、ある晩、騎士長の娘ドンナ・アンナのもとに忍び込む。ところが、ドンナ・アンナが騒いだため、父親の騎士長に運悪く見つかり、彼を刺し殺してしまう。その後も、三日間だけ結婚して捨てた女ドンナ・エルヴィーラに追い回されたり、結婚直前の村娘ツェルリーナを口説いたりと、性懲りも無く悪行を重ね、放蕩の限りを尽くすが、反省の色は全くない。ツェルリーナをものにしようと、自分の館の舞踏会に村人を招くが、ドン・ジョヴァンニへの怒りに燃えるドンナ・エルヴィーラ、父親の敵を取ろうとするドンナ・アンナ、その婚約者ドン・オッターヴィオが仮面をつけて現れ、ドン・ジョヴァンニの悪行を暴く。ほうほうの体で逃げ出したドン・ジョヴァンニとレポレッロが行きついた先は墓場。そこで、ドン・ジョヴァンニに殺された騎士長の石像が、彼の前に現われる。ドン・ジョヴァンニは不敵にも石像を晩餐に招く。やってきた石像に改悛を迫られるが、あくまでも拒んだため、突然床が割れて、地獄に落とされてしまう。