2016/2017シーズン オープニング公演 ワルキューレ2016/2017シーズン オープニング公演 ワルキューレ

INTRODUCTION みどころINTRODUCTION みどころ

Production:Finnish National Opera Photographer:©Karan Stuke
新シーズン開幕は「指環」第2弾!兄妹の悲恋、そして父娘の永遠の別れ新シーズン開幕は「指環」第2弾!兄妹の悲恋、そして父娘の永遠の別れ

昨年スタートした新国立劇場の新しい「ニーベルングの指環」。
2016/2017シーズンは、「指環」の第2作にあたる『ワルキューレ』で開幕します。『ワルキューレ』は「指環」全4部作の中で最も人気が高い作品で、ジークムントとジークリンデの禁断の愛、ヴォータンと愛娘ブリュンヒルデの永遠の別れなどがドラマティックに描かれます。
「ワルキューレの騎行」をはじめ、ジークムントの「冬の嵐は過ぎ去り」「ヴォータンの告別」などはコンサートで演奏されることも多い有名曲。
飯守泰次郎芸術監督の指揮、ドイツの巨匠ゲッツ・フリードリヒの演出でお贈りします。

グールド、グリムスレイ、テオリンなど世界最高峰のワーグナー歌手総出演!グールド、グリムスレイ、テオリンなど世界最高峰のワーグナー歌手総出演!

悲劇のヒーロー、ジークムントを歌うのは世界的なヘルデンテノールのステファン・グールド。ジークムント役を舞台で演じるのは初めてとなり、期待が高まります。
神々の長ヴォータン役は、今年3月の『サロメ』ヨハナーンの圧倒的な歌唱で聴衆を魅了したグリア・グリムスレイ。ブリュンヒルデ役は、ワーグナー・ソプラノとして第一線で活躍するイレーネ・テオリンです。また、ジークリンデ役に期待の若手ジョゼフィーネ・ウェーバー、そしてフリッカ役には新国立劇場でもおなじみのエレナ・ツィトコーワを迎えました。
強力なキャストによる『ワルキューレ』にどうぞご期待ください。

STORY ものがたりSTORY ものがたり

Production:Finnish National Opera Photographer:©Karan Stuke

第1幕

戦いの末、追手から逃げるジークムントは、森の中の家に入り、暖炉の側に倒れ込む。ジークリンデは見知らぬ男の突然の訪問に驚きながらも介抱する。帰宅した夫フンディングは、男の顔が妻と瓜二つなことを訝る。ジークムントは身の上を語る。母は殺され、双子の妹とは生き別れ、父も行方不明になった、と。ジークムントこそ今追っていた敵だと気づいたフンディングは、今晩は客として迎え入れるが明朝は決闘だと言い放って部屋を離れる。家のトネリコの木に刺さる剣。誰も引き抜けなかったが、ジークムントは難なく引き抜き、これこそ父が約束した霊剣ノートゥングだと悟る。
2人は生き別れた双子の兄妹だと分かり、運命的な恋に落ち、家を出る。

Production:Finnish National Opera Photographer:©Karan Stuke

第2幕

ジークムントとジークリンデは神ヴォータンと人間の間の子であり、ヴォータンは、息子とフンディングの決闘で息子を勝たせるつもりでいた。しかし結婚の神・妻フリッカに双子の結婚を咎められ、息子の勝利を取り上げることにする。
その役目をヴォータンの最愛の娘でワルキューレ(戦乙女)の1人ブリュンヒルデに任せる。ブリュンヒルデはジークムントに死の定めを伝えるが、彼の思いに心打たれ、助けることを決意。しかしジークムントの剣はヴォータンの力で粉々になり、フンディングに刺されて死ぬ。ブリュンヒルデはジークリンデと逃げる。

Production:Finnish National Opera Photographer:©Karan Stuke

第3幕

亡くなった英雄の魂を運ぶワルキューレたちが岩山に集まっている。そこにジークリンデを連れたブリュンヒルデが、助けを求めにやって来る。ブリュンヒルデは一番早い馬を用意し、ジークムントとの新しい命を宿したジークリンデを森へ逃がす。
命に背いたブリュンヒルデに怒るヴォータンは、彼女の力を奪い、眠りに閉じ込め、目覚めさせた男の妻になるという厳罰を与える。ブリュンヒルデは、炎に囲まれた岩山で深い眠りに落ちる。

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