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新国立劇場2015/2016シーズン ダンス
NEW NATIONAL THEATRE, TOKYO 2015/2016 SEASON DANCE

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2016年5月
21日[土]14:00| 22日[日]14:00
新国立劇場・中劇場 PLAYHOUSE

[料金](税込) A席:5,400円 B席:3,240円
新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999
主催:新国立劇場

photo: FUKUNAGA Kazuo 

高谷史郎がディレクションする「CHROMA」は英国の映画監督デレク・ジャーマンが死の直前に著した色彩についての自伝的エッセイ「クロマ」を原点とした作品で、音楽はジャーマンの映画音楽を多数手掛けたサイモン・フィッシャー・ターナー。ダンサー、ミュージシャン、プログラマー、映像クリエイターらが創りだす繊細で精緻、幻想的な舞台空間が新国立劇場に出現します。
視覚そのものが瞬間的に衝撃をうけるようなステージにぜひご期待ください。

2000年代初頭、TAKATANI Shiroの出現で
サイエンスとアートの境界線が消え始めた。
―『CHROMA』 色彩を巡る旅の末、どこへたどり着くのか?―
海外でも高い評価
「CHROMA(クロマ)」とは「色彩」(色相と彩度を合わせた色の性質)のことである。
高谷史郎が総合ディレクションする『CHROMA』は2012年びわ湖ホールで日本初演、13年フランスの「マルセイユ・フェスティバル」でヨーロッパ初演され、内外で高い評価を得た作品だ。
なぜ私たちは
アートとサイエンスを
別の言葉で呼んでいたのだろう?
ダンサー、ミュージシャン、プログラマー、映像クリエーターらが創りだす繊細で精緻、幻想的な舞台は抗いがたい魅力にあふれている。舞台は身体表現とデジタルアートが見事に、完璧なまでに融合し、異次元空間となる。「アートとサイエンスは同じものの表と裏のようなものだ(高谷史郎)」という。
作品の原点は英国映画監督
デレク・ジャーマンの
色彩に関するエッセイ
当作品はイギリスの映画監督デレク・ジャーマンの色彩についての自伝的エッセイ「クロマ」を原点としている。ジャーマンは生涯、色にこだわり、その完璧な表現を見つけるために全身全霊を捧げた。病気のため視力を失いながら書かれた遺作となるこのエッセイは色彩に対する考察に満ちあふれている。音楽は「カラヴァッジオ」「エドワードⅡ」「ブルー」などジャーマンの映画音楽を多数手掛けたイギリスのミュージシャンであり作曲家であるサイモン・フィッシャー・ターナーである 。
時間は遡る

『CHROMA』では時間は時計とは逆方向に進み、死から誕生へ一生を遡っていく。これは「時間の流れを逆方向に捉えて一生を遡ることで、デレク・ジャーマンの視力を回復させ、その痛みから救いたいという思いが込められており、『CHROMA』では 幼年期まで立ち戻りながら、世界の色を学び取っていくプロセスを構築する」のだという。
「死(からの開放)」(Unclose your eyes)から始まって、「誕生」(feedback)で終るこのパフォーマンスには、人生の時間を遡ることと同時に、「光」「色」に関係した様々な 考察に基づく事象が含まれている。

朗読とテキストの妙
また作品中では詩や逸話、様々な引用が散りばめられてる。アリストテレス(ギリシア語)レオナルド・ダ・ヴィンチ(イタリア語)、ニュートン(英語)、ゲーテ(ドイツ語)、ヴィトゲンシュタイン(英語)たちの言葉がジャーマンのエッセイを通して再引用されている。
これらは「私的な考察と科学的見解が交錯するジャーマンのスタイルを自身の作品に踏襲し、ニュートン、アリストテレス、レオナルド・ダ・ヴィンチらの言を引用した(高谷史郎)」のだという。
※別紙テキストを読む
色を全身で感じる
衝撃的な経験
様々なトーンの色彩を巡る旅の末、たどり着くのは「美しい」としか言いようのない世界である。色は目で見るものではなく全身で感じるものであることを体験する旅である。この不思議で衝撃的な体験は劇場でしかできない極めて限定的な経験でもある。
公演評

孤独とヒューマニティが無限で詩的な
フォルムに託され、移りゆく時空に投影される。

非の打ちどころのない舞台効果が、
非現実的な空間を構築する。

内包された闇のゾーンはやがて覆され、
見るものを魅惑する。高谷史郎のアートの
真髄が映しとられた作品である。
-「la Marseillaise」

予告映像

video documentation: SAKURAGI Yoshiyuki

イベント情報
プレイヴェント
5月11日[水] 19:30開演
場所:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
『CHROMA』スペシャル・ライヴ+トーク
出演:高谷史郎、原摩利彦、古舘健、南琢也
入場無料。整理券配布
お問い合わせ:0120-144-199(フリーダイヤル)
アフタートーク
5月21日 [土] 公演終了後
場所:新国立劇場中劇場
入場無料。ただし満席の場合制限あり
出演:高谷史郎(総合ディレクション)ほか
司会:浅田 彰(京都造形芸術大学教授)
入場方法:本公演のチケットをご提示ください
お問い合わせ:営業部 TEL 03-5351-3011(代)
スタッフ・キャスト
総合ディレクション:高谷史郎
出演:薮内美佐子、平井優子、オリビエ・バルザリーニ、アルフレッド・バーンバウム
音楽:サイモン・フィッシャー・ターナー、原 摩利彦、南 琢也
照明:吉本有輝子
メディア・オーサリング:古舘 健
コンセプチュアル・コラボレーション:泊 博雅
舞台監督:大鹿展明
映像技術:山田晋平
映像|音響:濱 哲史
映像|プログラミング・アシスタント:白木 良
「CHROMA (クロマ)」(初演:2012年 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール)
共同制作:ダムタイプオフィス、公益財団法人びわ湖ホール
助成:公益財団法人セゾン文化財団(国際プロジェクト支援 2011-2013)

高谷史郎|TAKATANI Shiro

1963年生まれ。京都市立芸術大学環境デザイン科在学中の84年からアーティストグループ「ダムタイプ」のメンバーとしてパフォーマンスやインスタレーションの制作に携わり、ビジュアルワークを総合的に担当。主な個人の活動としては、1999年坂本龍一オペラ『LIFE』の映像ディレクション。2007年気候変動について考えるアーティストと科学者の北極圏遠征プロジェクトCape Farewell(イギリス)に参加。08年パフォーマンス『明るい部屋』をドイツの Theater der Welt で初演。12年パフォーマンス『CHROMA』(クロマ)をびわ湖ホールで初演。13年シャルジャ・ビエンナーレ(アラブ首長国連邦)。同年、東京都写真美術館での個展、『明るい部屋』が評価され、平成26年度文化庁芸術選奨(メディア芸術部門)文部科学大臣賞を受賞。また、坂本龍一、中谷芙二子、樂吉左衞門、渡邊守章、オノセイゲン、野村萬斎等とのコラボレーションも多数。2016年最新作「ST/LL」をびわ湖ホールにて日本初演。
公演日・チケット
5月21日 [土] 14:00 中劇場
5月22日 [日] 14:00 中劇場
ー 託児室利用可能日 ー
料金(税込)
A席:5,400円 B席:3,240円
Z席:1,620円

中劇場座席表

5月22日は、託児室 キッズルーム「ドレミ」 がご利用になれます。

予定上演時間:約1時間10分(休憩なし)
*大幅に変更になる場合は、後日あらためてご案内いたします。
正式な上演時間は、開幕直前の表示をご確認ください。
開場は開演の45分前です。

会員先行販売期間:2016年3月26日(土)~4月5日(火)
一般発売日:2016年4月9日(土)

クラブ・ジ・アトレ 会員販売期間は会員の方は上記料金の10%OFF、一般発売以降は5%OFFでお求めいただけます。

Z席の購入方法
公演当日の朝10:00よりボックスオフィス窓口にて一般発売。
いずれも1人1枚、電話予約は不可です。

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チケット購入

WEBからのお求め

お電話でのお求め

新国立劇場ボックスオフィスロゴ 新国立劇場ボックスオフィス
(受付時間10:00~18:00)
03-5352-9999
 座席選択可
ちけっとぴあロゴ チケットぴあ
0570-02-9999(Pコード:442-260)座席選択可
ローチケロゴ ローソンチケット
0570-000-407(オペレーター受付)
0570-084-003(Lコード:38635)座席選択可
CNプレイガイドロゴ CNプレイガイド
0570-08-9999(オペレーター受付)
イープラスロゴ 座席選択可
JTB・近畿日本ツーリスト・日本旅行・東武トップツアーズ ほか
グループでのお申し込み
  • ・10名以上でのご観劇は新国立劇場営業部(Tel 03-5352-5745)までお問合せ下さい。
割引等のご案内
お申し込みの際、割引ご利用の旨をお知らせください。(Z席は対象外)
  • ・高齢者割引(65歳以上)・学生割引 5%割引
    ボックスオフィス(窓口・電話)、チケットぴあ一部店舗のみ取扱。
    要年齢証明書または学生証。
  • ・ジュニア割引(中学生以下)20%割引
    ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィス、チケットぴあで取扱。入場時年齢確認あり。
  • ・当日学生割引 50%割引
    公演当日朝10:00より残席がある場合のみボックスオフィス窓口、チケットぴあ一部店舗で取扱。要学生証。
  • ・障害者割引 20%割引
    ボックスオフィス(窓口・電話)のみ取扱。要障害者手帳等。
チケット購入時の注意
  • ・1階席前方および壁際、手摺近くの一部のお座席で舞台が見えにくい場合がございますので、ご了承ください。
  • ・就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
  • ・車椅子をご利用のお客様はボックスオフィスまでお問い合わせください。
  • ・公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
  • ・公演中止の場合を除き、チケットの変更および払い戻しはいたしません。

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