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お知らせ

【情報センター閲覧室】オペラ『チェネレントラ』関連資料展示開催のお知らせ(10月1日~13日)※10月6日展示品追加!

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10月1日(金)初日を迎えた、新国立劇場の2021/2022シーズン。

開幕公演であるオペラ『チェネレントラ』の上演にあたり、日本ロッシーニ協会のご協力のもと、作曲家ロッシーニ自筆譜のファクシミリを含む初期楽譜の数々や、作品の上演史に残る貴重な資料を、新国立劇場5階情報センター内閲覧室にて展示公開しております。

10月6日(水)からは、美術・衣裳デザインを担当したアレッサンドロ・チャンマルーギによるデザイン画も一挙大公開!
一枚の絵画作品としても美しく見どころ満載である上に、実際に舞台で再現されている様をご覧いただければ、より一層このプロダクションをお楽しみいただけることでしょう。(10月6日追記・更新)


19世紀前半の上演史を十二分に感じていただける資料が揃った、そして粟国版『チェネレントラ』の魅力をさらに発見いただける、またとない機会ですのでご鑑賞の前後にぜひお立ち寄りください。

開催概要


ジョアキーノ・ロッシーニ作曲『チェネレントラ』関連展示
<初期楽譜・上演史料>
展示品と説明文:水谷彰良
協力:日本ロッシーニ協会

<衣裳画・舞台スケッチ>

アレッサンドロ・チャンマルーギ作

開催場所

新国立劇場5階 情報センター 閲覧室

開催期間

2021年10月1日(金)~13日(水)
※ただし、休室日10月4日、5日、12日は除く

開室時間 ※十分お確かめの上ご来場ください。

10月1日・6日:11:00~18:30 【夜公演上演日】

10月3日・9日・11日・13日:11:00~18:00 【昼公演上演日】

10月2日・7日・8日・10日:11:00~17:00 【公演休演日】

主な展示品


展示品一覧はこちらから

『チェネレントラ』初期楽譜

1817年にローマで初演された『チェネレントラ』はたちまち人気作となり、ヨーロッパ各地で上演されることとなりました。
自筆譜(ファクシミリ版)の他、フランス、ドイツの出版社による全4バージョンの譜面を展示しております。

そのほかにも、ロッシーニよりも先に童話「シンデレラ」をオペラ化したイズアール作曲『サンドリヨン』の楽譜も。なおこの台本はロッシーニの作品の原本ともなり、大きな影響を与えました。

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ロッシーニ自筆譜のファクシミリ版(1969年刊)
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フランス初演時タイトルロールに献呈出版されたパシーニ社版(1822~23年刊)
過去には歴史的な指揮者ボニングと名ソプラノ歌手サザーランド夫妻が所蔵した記録も。

『チェネレントラ』上演史料

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『チェネレントラ』上演告知

ウィーンやロンドンの劇場での上演告知資料に加え、チェネレントラ役として当時高い評価を受けたマリーア・アルボーニのスケッチ(木版画)を含んだ1848~49年の新聞記事もご覧いただけます。

ベルカントの大家ロッシーニの肖像画

ベルカントの時代を代表する作曲家として今なお愛され続けるイタリア人作曲家ジョアキーノ・ロッシーニの肖像画(リトグラフ)と、本人の許可状つきの風刺肖像画もございます。

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A.C.ルモワール作 ロッシーニの肖像画に基づくリトグラフ(1864年)
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風刺新聞『ラ・リュンヌ』の表紙を飾るカリカチュア(1867年)

美術・衣裳デザイナー アレッサンドロ・チャンマルーギによる衣裳画・舞台スケッチ(10月6日~)

色鮮やかで遊び心満載と初日から大好評を博している本プロダクションの衣裳と舞台美術を、絵画としてご鑑賞いただけます。

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舞台スケッチ全8枚のほか、衣裳・装置画あわせて22枚を展示

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見ているだけで心浮き立つ美しい衣裳画をご堪能下さい
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装置製作のためのデザイナー自身による指示書きが見られるのも、原画ならでは。


※情報センターご来場の際にはぜひこちらをご一読いただき、新型コロナウイルス感染症対策へのご協力をお願いいたします。