鵜山 仁 プロフィール
鵜山 仁 (うやま ひとし)
新国立劇場演劇芸術監督
1953年生まれ、奈良県出身。慶応義塾大学フランス文学科卒業。舞台芸術学院を経て文学座附属研究所に入所、劇団員に。初演出は1982年文学座アトリエ公演『プラハ1975』。以降、精力的な演出活動を続けている。83年から1年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在。
2007年9月より新国立劇場演劇芸術監督。
1989年芸術選奨文部大臣賞受賞。99年『おばかさんの夕食会』『夢の島イニシュマーン』の演出で第2回毎日芸術賞千田是也賞を受賞。2001年新国立劇場『コペンハーゲン』などで紀伊國屋演劇賞個人賞と読売演劇大賞優秀演出家賞。03年『ニュルンベルグ裁判』(ひょうご舞台芸術)などにより読売演劇大賞の大賞・最優秀演出家賞、07年『ゆれる車の音』(文学座)などにより読売演劇大賞優秀演出家賞、09年『オットーと呼ばれる日本人』『舞台は夢』(新国立劇場)などにより読売演劇大賞優秀演出家賞、10年『ヘンリー六世』(新国立劇場)により読売演劇大賞最優秀演出家賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
そのほかの主な演出作品に、『グリークス』(第25回紀伊國屋演劇賞団体賞)、『缶詰』(第55回文化庁芸術祭優秀賞)『ザ・ウィアー(堰)』(以上文学座)、『雪やこんこん』『父と暮せば』(以上こまつ座)など。またオペラでも数々の話題作を手がけている。
新国立劇場では、『リア王』『新・雨月物語』『新・地獄変』『花咲く港』『カエル』『コペンハーゲン』『アルゴス坂の白い家』『オットーと呼ばれる日本人』『舞台は夢』『現代能楽集 鵺』『ヘンリー六世』、オペラ『カルメン』を演出している。本年6月にはオペラ『鹿鳴館』を演出予定。