シーンズ・フロム・ザ・ビッグ・ピクチャー
戯曲概要
作品名 日本語名 |
Scenes from the Big Picture シーンズ・フロム・ザ・ビッグ・ピクチャー |
---|---|
言語 | 英語 |
作品について
登場人物(出演者)の数 | 21人(男14人、女7人) |
---|---|
主な登場人物(5名まで) (名前、職業、年齢など) |
バップ・トーペット(10代末、ボビーの息子) マギー・リトル(10代半ば) メーヴ・ハインズ(20代末) ジョー・ハインズ(30代半ば) サミー・レノン(70代はじめ) |
時 | ある暑い夏 |
ところ | 現代のベルファーストの想像上の一角 街路、家の中、店、オフィス(食肉工場)、パブ、売人の部屋、川、病院、貸付耕作地 など |
作品解説・あらすじ (400文字以内) |
登場人物が総勢21人で、せりふ量や出番はほぼ同じくらい。場面は第一幕が13場、第二幕が14場、第三幕が14場で合計41場。描かれるのは北アイルランドの首府ベルファストのある夏の一日。人物が入れ代わり立ち代わり演じる小景の積み重ねによって、一つの都市全体の限られた時間を横断的に、分析的に描く構成の群像劇。食肉会社の重役からドラッグストア経営者、パブの常連客に麻薬密売人、主婦、男に頼る女、無職の若者など、社会の各階層と各側面にわたる多様な履歴を持つ登場人物たちのあいだに浮かび上がるドラマは、三角関係が少なくとも3つ、子どもの喪失が2つ、犯罪が2つ以上、狂気の予感が3つ、父と息子の和解が2つ、性的関係が2つ、殺人が2つ、葬式がひとつに出産がひとつ、あとは恋心、悔悟、決意、誤解など人生に起こりうる一通りの事柄。(平川大作) |
初演年 劇場 |
2003年 the Natilnal Theatre's Cottesloe ロンドン ナショナルシアター、コッテスロー劇場 |
新国立劇場での上演 | なし |
作家について
作家名 | オーウェン・マカファーティー Owen McCafferty |
---|---|
プロフィール (300文字以内) |
オーウェン・マカファーティは、1961年北アイルランドのベルファスト生まれ。1997年に4人のタイル貼り職人が二組に分かれてお互いの裏をかこうとする『Shoot the Crow』、2002年にパブの一日を通して人生の断面を描く『Closing Time』を発表し、2002年それまで集大成となる渾身の作『シーンズ』により新進劇作家から一歩踏み出した。長く紛争の地であった北アイルランドを題材としながら、露骨な政治性や土着の文化に頼らず、あくまで人間のささやかなドラマに眼差しを注ぎ、その色彩感豊かな訛りとともに舞台に乗せることを特徴とする。 |
出版状況
原語出版本 出版社名(出版年月) |
Scenes from the Big Picture 出版:Nick Hern Books(2004年) |
---|---|
翻訳出版本 出版社名(出版年月) |
なし |
著作権者(代理会社)
著作権者(代理会社) | The Agency(London) Ltd 24 Pottery Lane, London W11 4LZ, UK |
---|---|
日本における代理店 | インターナショナル・ミュージカルス新社 東京都渋谷区恵比寿南3-3-12-5F |