醜男(ぶおとこ)
戯曲概要
作品名 日本語名 |
Der Häßliche 醜男(ぶおとこ) |
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言語 | ドイツ語 |
作品について
登場人物(出演者)の数 | 4人 |
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主な登場人物(5名まで) (名前、職業、年齢など) |
レッテ(醜い男) ファニー(レッテの妻/カールマンの母/外科医のシェフラーの助手) シェフラー(レッテの上司/外科医) カールマン(レッテの助手/ファニーの息子) |
時 | 現代 |
ところ | 指定なし |
作品解説・あらすじ (400文字以内) |
ある企業の製品開発部に属する技術者のレッテは、画期的な新製品の開発に成功する。上司はその業績をたたえる一方で、レッテの顔が醜すぎるため、彼を製品のプレゼンテーション担当から外してしまう。ショックを受けたレッテは整形手術を受け、素晴らしい顔を手に入れる。新しい顔は妻のお気に入りとなり、さらに会社に戻った彼は、部下に奪われた仕事も取り返す。私生活も会社も、美形の顔のおかげですべて順調に行くと思われたのだが・・・・。美容整形の流行を利用して、アイデンティティの崩壊と社会生活の危うさを巧みに描いたコメディー。(新野守広) |
初演年 劇場 |
2007年 ベルリン、シャウビューネ劇場 Schaubhne am Halleschen Ufer, Berlin |
新国立劇場での上演 | なし (2008年世田谷パブリックシアターでのリーディング公演、2009年tptでの公演あり。) |
作家について
作家名 | マリウス・フォン・マイエンブルク Marius von Mayenburg |
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プロフィール (300文字以内) |
1972年ミュンヘン生まれ。ベルリン芸術大学で劇作を学び、在学中に執筆した『火の顔』で注目を集め、99年よりシャウビューネのドラマトゥルクをつとめる。以後、『パラサイトたち』、『冷たい子ども』、『エルドラド』、『石』などの戯曲を執筆するとともに、サラ・ケイン『渇望』などの戯曲翻訳や演出にもたずさわる。邦訳に『火の顔』(論創社)がある。 |
出版状況
原語出版本 出版社名(出版年月) |
Eldorado / Turista / Augenlicht / Der Häßliche: Stücke. Henschel Schauspiel(2007年) 英訳本あり:The Ugly One (Methuen Drama, A & C Black, 2008年) |
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翻訳出版本 出版社名(出版年月) |
なし |