パラサイトたち
戯曲概要
| 作品名 日本語名 |
Parasiten パラサイトたち |
|---|---|
| 言語 | ドイツ語 |
作品について
| 登場人物(出演者)の数 | 5人 |
|---|---|
| 主な登場人物(5名まで) (名前、職業、年齢など) |
リンゴ(下半身麻痺の男性) ペトリク フリーデリケ(ペトリクの恋人) ベツィ(リンゴの恋人、フリーデリケの姉) ムルチャー(中年男) |
| 時 | 指定なし |
| ところ | 家の中 |
| 作品解説・あらすじ (400文字以内) |
二組のカップルとひとりの中年男が登場する。カップルの女性たちは姉妹である。そのうちの姉の方は、交通事故で下半身麻痺になった彼氏を介護しているが、彼は献身的に介護されればされるほど愛する女性をいじめてしまう。交通事故を起こした中年男が贖罪に訪れ、ふたりの仲直りを試みるが、成功しない。彼氏から逃げ出した妹の方も、一人では生きていけず、睡眠薬自殺を図る。五人は一見いがみあい、互いに憎しみをぶつけ合っているが、心の底ではどうしようもなく相手に依存し切っていて、誰ひとり旅立つ勇気を持たない。このように閉ざされた中で依存しあう人間関係を通して、グローバル化された今日の社会の閉そく感を見事に描いた秀作。 (新野守広) |
| 初演年 劇場 |
1998年 ミュンヘン・カンマーシュピーレ劇場 Münchner Kammerspiele |
| 新国立劇場での上演 | リーディング上演 |
作家について
| 作家名 | マリウス・フォン・マイエンブルク Marius von Mayenburg |
|---|---|
| プロフィール (300文字以内) |
1972年ミュンヘン生まれ。ベルリン芸術大学で劇作を学び、在学中に執筆した『火の顔』で注目を集め、99年よりシャウビューネのドラマトゥルクをつとめる。以後、『パラサイトたち』、『冷たい子ども』、『エルドラド』、『石』などの戯曲を執筆するとともに、サラ・ケイン『渇望』などの戯曲翻訳や演出にもたずさわる。邦訳に『火の顔』(論創社)がある。 |
出版状況
| 原語出版本 出版社名(出版年月) |
Zwei Stücke (Feuergesicht/Parasiten) Verlag der Autoren(2003年) |
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| 翻訳出版本 出版社名(出版年月) |
なし |
著作権者(代理会社)
| 著作権者(代理会社) | |
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| 日本における代理店 |
