昔の女
戯曲概要
作品名 日本語名 |
Die Frau von früher 昔の女 |
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言語 | ドイツ語 |
作品について
登場人物(出演者)の数 | 5人(男2人、女3人) |
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主な登場人物(5名まで) (名前、職業、年齢など) |
フランク(40代半ばの男) クラウディア(その妻) ロミー・フォークトレンダー アンディ(フランクとクラウディアの息子) ティーナ(アンディの彼女) |
時 | 指定なし |
ところ | 古い建物の住居の中と外 |
作品解説・あらすじ (400文字以内) |
別れた夫の恋人の出現をきっかけに家族が崩壊していく様をサスペンス風に描いており、シンプルな書体ながら多彩な手法で読む/観る者を引き込んでいく。異なる時間軸や台詞の反復でシーンをカットバックしていくような映像的手法において、劇作家シンメルプフェニヒ独特の作劇センスが光る秀作である。引越しの準備をしているある三人家族のもとに、突然24年前に別れた夫の恋人が現れる。今は長年連れ添った妻も息子もいるという夫に、その女は永遠の愛を誓う約束を果たしに来たと繰り返し迫り、彼を次第に恐怖へと陥れてゆく…。 (新野守広) |
初演年 劇場 |
2004年 ウィーン、ブルク劇場 Burgtheater Wien |
新国立劇場での上演 | 2008/2009シーズン演劇公演 (2009年3月) |
作家について
作家名 | ローラント・シンメルプフェニヒ Roland Schimmelpfenning |
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プロフィール (300文字以内) |
1967年、ゲッティンゲン生まれ。ミュンヘンで演出を学び、同地のカンマーシュピーレにて演出助手/共同制作者として活動を始める。96年にフリーの劇作家となり、2000年からドイツ語圏各地の主要劇場から依頼を受けて、ロマン主義の感覚や映像メディアの手法を持ち込んだ斬新な演劇テクストを発表。ドイツで最も上演回数の多い劇作家のひとりであり、全世界40カ国以上でも公演されている。エルゼ・ラスカー=シューラー奨励賞、シラー記念賞、ネストロイ演劇賞を受賞。主な戯曲に、『前と後』(02)、『不思議の国のアリス』(03)、『昔の女』(04)、『グライフスヴァルト通りにて』(06)、『動物の三部作』(07)、『イドメネウス』(08)、『いまここ』(08)など。 |
出版状況
原語出版本 出版社名(出版年月) |
Die Frau von früher 出版:Fischer(2004年) |
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翻訳出版本 出版社名(出版年月) |
「Deli」6号 出版:沖積舎(2006年8月) 「アラビアの夜/昔の女」 出版:論創社(2012年5月) |
著作権者(代理会社)
著作権者(代理会社) | S. Fischer Verlag GmbH Hederichstrabe 114 60596 Frankfurt am Main, Germany |
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日本における代理店 | 酒井著作権事務所 東京都千代田区神田神保町1-7-12 巌松堂ビル4F |