バレエ 2018/2019シーズンエンディングパーティが開催されました


6月23日(日)のバレエ「アラジン」終演後、「バレエ 2018/2019シーズンエンディングパーティー」がレストランマエストロにて行われました。ご参加いただいたのは、2018/2019バレエ シーズンセット券をご購入されたクラブ・ジ・アトレ会員の方です。本年度も希望者多数の為、抽選の結果、当選された方に参加いただきました。

大原永子舞踊芸術監督や新国立劇場バレエ団ダンサーらも出席し、大盛況のパーティーとなりました。

冒頭、新国立劇場運営財団の尾﨑元規理事長が、日頃からの新国立劇場への皆様からのあたたかいご声援に対して厚く御礼を申し上げ、続いて常務理事の中島豊による乾杯の発声でパーティーが開宴いたしました。

大原芸術監督からは、「お客様からのサポートこそが、ダンサーたちの成長の後押しとなっています」と感謝を申し上げると共に、「今後も温かいご声援を賜りますようお願いいたします」とご挨拶いたしました。

また、バレエ団を支えるスタッフである、シニア・バレエミストレスの板橋綾子、バレエマスターの陳 秀介、バレエミストレスの遠藤睦子、プリンシパル・ソリスト・コーチの菅野英男をご紹介いたしました。


尾﨑元規 理事長

大原永子 舞踊芸術監督




続くバレエダンサーのご挨拶では、司会のTBSアナウンサー、秋沢淳子さんの進行により、それぞれ今シーズンのふり返り、またお客様への感謝の意に加え、来シーズンへの抱負について語りました。


渡邊峻郁

「今シーズンは、『不思議の国のアリス』のジャック役に始まり、『アラジン』のランプの精ジーン役で終わるという、幅広くたくさんの役を踊る機会をいただけた、とても充実したシーズンでした。来シーズンもダンサーとして様々なレパートリーに挑戦できるよう頑張ってまいります。」



福田圭吾

「20歳のころに入団して以来、ようやくこの度『アラジン』で全幕ものの主役を得ることが出来ました。普段は主役を支える立場なので、全幕ものの主役の大変さを改めて感じました。新国立劇場バレエ団のダンサーが充実している今、今後に向けて全力で一丸となって邁進していきたいと思います。」



福岡雄大

「『不思議の国のアリス』のマッドハッター役で初めてタップダンスを舞台で披露したことをはじめ、体が本当に大変な一年でした。来シーズンのレパートリーも充実しております。良い舞台を観せられるように頑張ります。」



菅野英男

「(福岡さんに同じく)タップダンスに初挑戦しました。あれ以上の緊張はありません。指導の方もかかわっておりますので、新国立劇場バレエ団の成長に手助けできるよう努力してまいります。」



奥村康祐

「今シーズンは、『不思議の国のアリス』のウサギ役や、『ニューイヤー・バレエ』でのペトルーシュカ役、『シンデレラ』での姉役など、個性的な役が多く、顔を見せるような役ではなかったため、役の幅が自分の中で広がったシーズンでした。来シーズンも色々な役に挑戦しますので是非御来場ください。」



井澤 駿

「『不思議の国のアリス』の芋虫役や、『アラジン』では青の坊主(ランプの精ジーン役)と赤の坊主(ルビー役)など、個性的なキャラクターを演じられた今シーズンでした。今後も自分の技術をより磨いていきたいと思います。



柴山紗帆

「年々、1シーズン過ぎるのが早くなっているように感じます。今シーズン演じた中で印象に残っている役は『ラ・バヤデール』でのニキヤ役です。入団して1年目のリハーサルで見たように演技ができるか不安でしたが、役に向き合いながら踊れたことは良い経験となりました。来シーズンの魅力的な作品にも、ひとつひとつ向き合って参ります。」



木村優里

「今シーズンの初役の中で一番印象に残ったのは、『ラ・バヤデール』でのガムザッティ役でした。物語を動かす登場人物としての在り方や、芝居の面でたくさんの発見ができ、かけがえのない経験ができました。私は舞台と客席のエネルギーが共振する瞬間が大好きで、これからも色々な役を通してお客様とつながっていけたらと思います。」



池田理沙子

「今シーズンを振り返ると初めて演じた役を通して、様々な難しさに直面し、得難い経験ができました。特に『Dance to the Future』では、improvisation(即興)という、テーマも決まり事もない世界に入るという挑戦の中で、いかに自分の引き出しを増やすかや、終わらせ方の難しさなどを痛感しました。入団3年目で少しずつ心に余裕が出てきた一方で、課題や反省も見えています。一つ一つのレッスンやお稽古を今後も大事にして、努力いたします。」



米沢 唯

「毎年ひとつの舞台に必死で取り組んでいるうち、年を重ねるごとに踊ることが本当に大好きだと実感しています。バレエは本当に難しく、奥深く、手を伸ばしても届かない、でも手を伸ばさずにはいられない芸術です。やっと大原監督からの演技指導がわかるようになってきました。これからが始まりだなと思っておりますので、今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします。」



本島美和

「長年踊っている中で、『不思議の国のアリス』のハートの女王役という大きな役に出会えたことは、ギフトを与えられたようでした。また、『Dance to the Future』では"落語で踊る"という新しい経験をし、これもまた楽しい挑戦でした。これからもひとつひとつの時間を大切に生きたいなと思います。」



小野絢子

「どの公演も、稽古をしている日々も、私にとっては大切な時間でした。これからも変わらず、この新国立劇場バレエ団が盛り上がるように、でも、私は少しずつ地道に、素晴らしい同僚たちから刺激を受けながら、成長して参りたいと思います。」



その後、お客様とバレエ団ダンサーとの交流会が行われました。交流会ではダンサーとの歓談や記念撮影など、お客様には充実したひと時をお過ごしいただきました。

 

話題作となった新制作『不思議の国のアリス』で華々しく始まった2018/2019シーズンも、本日の『アラジン』で閉幕となりましたが、7月には「こどものためのバレエ劇場『白鳥の湖』」が上演されます。また、8月には新国立劇場バレエ団ダンサーも出演の『バレエ・アステラス2019』もございますので、ご期待ください。

2019/2020シーズンは10月19日にケネス・マクミランの人気作品『ロメオとジュリエット』で開幕いたします。

引き続き新国立劇場バレエ公演をご愛顧いただけますよう、よろしくお願いいたします。


出席男性ダンサー


出席女性ダンサー