米沢 唯 芸術選奨<舞踊部門>文部科学大臣新人賞 受賞のお知らせ


新国立劇場バレエ団プリンシパルの米沢 唯が、平成28年度(第67回)芸術選奨の舞踊部門で文部科学大臣新人賞を受賞しました。

【贈賞理由】

米沢唯氏は、これまで高度な舞踊技術と軽快な音楽性の際立つダンサーとして評価されていた。平成28年はそれに加え、演技力の格段の深まりを示した。特に、所属する新国立劇場バレエ団の「ロメオとジュリエット」では、初役にもかかわらず、ヒロインの情熱や愛と死を通じての内面的成長、物語の悲劇的テーマを繊細に描いた。他の出演作品の全てにおいても主役にふさわしい力量を示し、更なる飛躍を期待させる。


◆文化庁 芸術選奨とは
優れた業績を上げた芸術家等の功績をたたえるための賞で、昭和25年度に発足した。演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論等、メディア芸術の11分野において、その年に優れた業績をあげ、新生面を開いた人に贈られる賞。芸術選奨文部科学大臣賞または芸術選奨文部科学大臣新人賞がある。

※詳細については文化庁のHPをご参照ください。


<米沢唯 プロフィール>
愛知県出身。塚本洋子バレエスタジオで学ぶ。国内外のコンクールにて入賞多数。米国サンノゼバレエ団を経て、2010年に新国立劇場バレエ団に入団。11年ビントレー『パゴダの王子』で初主役を務め、その後も『ドン・キホーテ』『眠れる森の美女』『ジゼル』『火の鳥』やバランシン、プティ、マクミラン作品などで数多く主役を踊っている。13年プリンシパルに昇格。14年中川鋭之助賞。

「ロメオとジュリエット」公演より