くるみ割り人形

  • 2013/2014シーズン
  • The Nutcracker

    【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
    【原案・台本】マリウス・プティパ
    【振付】レフ・イワーノフ
    【演出・改訂振付】牧 阿佐美


    座席表↓
  • オペラ劇場

クリスマス公演の定番演目。牧阿佐美前芸術監督が在任中に新たな改訂を施し新国立劇場バレエ団で2009年に新プロダクションとして上演されました。現代の東京と思しき都会のシーンから始まる幕開き、あっと驚くサンタクロースの登場など、物語の親しみやすさから小さなお子様もお楽しみいただける作品ながら、高度なテクニックが散りばめられた、見どころの多いバレエです。また色彩豊かなヴィジュアルの美しさが、物語を一層引き立てクリスマスにふさわしい華やかな舞台となっています。主役級のダンサーが数々の踊りのソリストとして多数登場する構造になっているため、新国立劇場バレエ団の層の厚さをお楽しみいただける公演です。

ものがたり

今日はクリスマス・イヴ。少女クララは部屋の中で一人おもちゃで遊んでいる。窓の外では、プレゼントを抱え、家路を急ぐ人たちが行きかっている。クララが何かに誘われるように外に出ると、そこには不思議な老人がいた。この不思議な老人ドロッセルマイヤーに導かれて、クララの不思議な旅が始まる。 ドイツのシュタリバウム家では、クリスマス・パーティの真最中。クララは、ドロッセルマイヤーからくるみ割り人形を贈られる。その夜、押し寄せたネズミの大群と戦うくるみ割り人形をクララが助けると、人形は美しい王子に姿を変えて、雪の女王や雪の精が美しく舞う中、クララをおとぎの国へといざなう。