エメラルド・プロジェクト第1弾「カルメン」が再登場。
日本を含む世界の振付家にストーリーのある新作バレエ創作を提案、新国立劇場オリジナルのレパートリー化をめざしたエメラルド・プロジェクト。2005年初演の第1弾、石井潤による『カルメン』が再登場です。従来の「カルメン」のイメージを塗り替える斬新な構成、カルメンとホセのぶつかり合いを細やかな心理描写も織り交ぜて描いた振付とダンサーたちの熱く燃える演技が大反響を巻き起こしました。再演で一層深化したドラマをお届けします。
男たちの注目を集める妖艶なカルメン。喧嘩騒ぎを起こして捕らえられるが、護送するホセに一輪のバラを投げつける。誘惑されたホセは彼女を逃がし、さらには自分の上官まで手にかけてしまう。ホセの想いに応えるカルメン。しかしやがてカルメンの心は花形闘牛士に移り、ホセは嫉妬のあまりカルメンの胸を刺す。