バレエ&ダンス公演関連ニュース

2024/2025シーズン バレエ&ダンス ラインアップを発表しました!

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本日2024年2月28日(水)、新国立劇場内にて2024/2025シーズン ラインアップ説明会が開催され、次シーズンの演目が発表になりました。

2024/2025シーズン バレエ&ダンス ラインアップ

吉田都 舞踊芸術監督からのメッセージ

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2024/2025シーズンのテーマは「With a Sense of Adventure」。新国立劇場バレエ団が「冒険心を持って」突き進むシーズンとなります。『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』『ジゼル』『不思議の国のアリス』といったお馴染みの作品に加え、カンパニー・プレミエやバレエ団オリジナルの世界初演作品など、多彩な舞踊の魅力を感じられるラインアップといたしました。カンパニーとともに、皆さまにもワクワクしていただけるよう、冒険心、チャレンジ精神をもって一つひとつの舞台をお届けいたします。

今回ご紹介する新制作は4作品ございます。まずは2024年7月にこどものためのバレエ劇場として世界初演する貝川鐵夫『人魚姫』。新国立劇場バレエ団から振付家を育てるプロジェクト「NBJ Choreographic Group」から誕生した初の全幕バレエとなります。このプロジェクトから生まれた作品は「DANCE to the Future」で上演されていますが、このたび全幕作品として結実することを一つの未来として示すことができました。これはプロジェクト、ひいてはバレエ団にとって大きな進歩です。

2025年3月のトリプル・ビル「バレエ・コフレ」では12年ぶりの上演となる『火の鳥』と一緒に、ハラルド・ランダー『エチュード』、コロナ禍の影響で上演が延期になっていたウィリアム・フォーサイス『精確さによる目眩くスリル』を上演します。いずれも初めてとなる振付家の作品で、カンパニーにとって新たな挑戦となることはもちろん、普段全幕バレエに親しんでいらっしゃる観客の皆さまにとっても「冒険」となる観劇体験をお届けできることと思います。

最後は2025年7月「Young NBJ GALA」で上演する、新国立劇場バレエ団ダンサー福田圭吾の若手ダンサーのための一幕物の新作です。彼も「NBJ Choreographic Group」で意欲的に作品を発表してきましたので、このたびバレエ団から作品を委嘱する機会を持てたことを嬉しく思います。「Young NBJ GALA」は若手ダンサー育成のために2023年に始めた企画ですが、今後も継続的に取り組んでいきたいと考えております。

そして何といっても、2025年の大きなハイライトは、カンパニーにとって初めての土地、劇場での海外公演となります、英国ロイヤルオペラハウスでの『ジゼル』の上演です。かねてから実現を願っておりましたので、こうして皆さまにお知らせできることは幸甚の至りです。コロナ禍をはじめとする沢山の困難がありましたが、木下グループ様の大きなお力添えにより実現できる運びとなりました。演劇的でありつつも、新国立劇場バレエ団ならではの美意識を生かした『ジゼル』はきっとイギリスの観客の皆さまにもお楽しみいただけると思いますし、そして何より新国立劇場バレエ団とダンサーたちの素晴らしさを広く知っていただく絶好の機会となることが今から楽しみでなりません。

新しい挑戦と両輪で引き続き行わなければならないのが、ダンサーたちの働く環境の一層の整備です。公演回数の増加、新しいスタジオの増設、ダンサー一人一人のニーズに応えるパーソナルコンディショニングセッションの開始、ステージトレーナーの増員など、劇場全体として行っている様々な取り組みが実を結びつつありますが、まだ十分とは言えない状況です。今シーズンも改革を緩めることなく進めていく所存です。

世界は未だ戦争や大きな社会情勢の変化の最中におり、日本では2024年の年明けに大きな地震が能登半島を襲いました。この状況において、舞台芸術には何ができるか、新国立劇場は何をすべきか、改めて見つめ直しつつ、攻めの姿勢をもって次なる冒険へ一歩を踏み出していきたいと思います。

2024/2025シーズンも新国立劇場バレエ団への引き続きの温かいご声援を心よりお願い申し上げます。