バレエ&ダンス公演関連ニュース

『吉田都セレクション』〈スペシャル企画 ファン投票によるアンコール上演〉投票フォーム&作品紹介

投票受付は終了いたしました。ご参加いただき、本当にありがとうございました!(11月27日更新)

新国立劇場2021/2022シーズンバレエ公演「吉田都セレクション」(2022年2月19日~23日上演予定)につきまして、新型コロナウイルス感染症のオミクロン株に対する政府の水際対策の強化により、演目を変更して上演する旨、お知らせいたしました。

2021/2022シーズン「吉田都セレクション」 演目・指揮者・チケット発売日変更のお知らせ


変更後の公演プログラムのひとつとしまして、〈スペシャル企画 ファン投票によるアンコール上演〉と題して、11月ダンス公演「DANCE to the Future: 2021 Selection」にて上演した「新国立劇場バレエ団Choreographic Group 作品」より、ファンの皆様のWeb投票をもとに選ばれた数演目を上演いたします。

候補作品となるのは、新国立劇場バレエ団の中から振付家を育てるプロジェクト「NBJ Choreographic Group」で生まれた選りすぐりの6作品。作品をご覧になっていない方も、どの作品をオペラパレスでご覧になりたいか、ぜひご投票ください。

候補作品の紹介はこちら

吉田都舞踊芸術監督メッセージはこちら

スマートフォンから投票される方はこちら

投票期間:2021年12月21日(火)11:00~12月27日(月)11:00

投票はお一人につき一回までとなります。

投票結果・上演作品のお知らせは2022年1月上旬に行う予定です。


※投票にともなってご入力いただいたお客様の個人情報は、当財団で適切に管理し、今回の投票集計のみに利用いたします。



候補作品紹介

『Coppélia Spiritoso』

振付:木村優里

  • 音楽:レオ・ドリーブ 他

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「人形は、この世界に別の現実が存在することを思い出させてくれる。そして想像力は心が求めてやまない"永遠に存続するもの"との橋渡しだ。」 ......画家のマーク・ライデンさんの言葉です。コッペリアが手にしている一冊の本。そして、魂を吹き込まれた奇妙で可愛らしいお人形。砂時計のような人生という時間の中で、役目を持って命を与えられているとしたら...... 愛してくれる誰かのために、あなたは何をするでしょうか。

『人魚姫』       

振付:木下嘉人

  • 音楽:マイケル・ジアッチーノ

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今回のテーマは"物語"です。物語を考えた時に、すぐに人魚姫が思い浮かびました。

この物語の中で、人魚姫が人間に恋をし、人間になりたいがために魔女の元を訪れ、美しい声と引き換えに人間になる為の飲み薬をもらった後のお話です。

『コロンバイン』 

振付:髙橋一輝

  • 音楽:ソルケット・セグルビョルンソン

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    コロンバイン(オダマキ)の花言葉は「愚か」。そして色ごとに「勝利への決意」「心配して震えている」「あの人が気がかり」などがあります。でもそれは人間が勝手に付けたイメージであり、花自身には一切関わりのないことです。強く生き延びて、風の中に咲く。ただ在るがままにある。

『≠(ノットイコール)』

共同振付:柴山紗帆 益田裕子 赤井綾乃 横山柊子

  • 音楽:渡部義紀

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コロナ禍で様々な思いを経験し「もし時間の流れが同じもう1つの1人1人が思い描く穏やかな世界があったら、自分はどんな風に生きていたのか?」そんな思いから作品を考えていきました。

前回の「DANCE to the Future」でのコンポジション・プロジェクトの経験を活かし、4人で考え、音楽も渡部義紀君によるオリジナル曲となっております。

『神秘的な障壁』 

振付:貝川鐵夫

  • 音楽:フランソワ・クープラン

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「触れたい...夜空に煌めく美しい星、空に漂う雲、暖かい太陽、木々のざわめき、風のように通りすぎる過去、そこには何らかの壁が阻むかのように物理的に触れる事が出来ない...

手を速く鋭く、時には弱くやさしくクープランの美しい音楽に魅了され、その瞬間を嗅ぎ触れようとするしかないのか」

『Passacaglia』    

振付:木下嘉人

  • 音楽ハインリヒ・ビーバー

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この作品は、作曲者ハインリヒ・ビーバーの"Passacaglia, The Guardian Angel"という音楽に2組の男女の振り付けをしたいと思ったのがきっかけです。振付をしていくうちに「道」というテーマが浮かんできました。Passacaglia(パッサカリア)は、スペインに起源を持ち、スペイン語のPasear(歩く)とCalle (通り)に由来しています。作品名とテーマが1つとなり、この作品が出来上がりました。

美しい音楽と素晴らしいダンサーによる調和された世界観にご注目いただけたらと思います。



吉田都舞踊芸術監督よりメッセージ


「吉田都セレクション」を楽しみにしていてくださったお客様に心よりお詫び申し上げます。
オミクロン株に対する入国制限のために演目変更を余儀なくされてしまったことをとても残念に、そしてまた皆様にご迷惑をおかけしますことを申し訳なく思っております。

大変急な情勢の動きではありましたが、変更せざるを得ないと判断してから、様々な検討を重ねてまいりました。そして、『こうもり』の「グラン・カフェ」はそのままに、ビントレー振付『アラジン』の「砂漠への旅」「財宝の洞窟」を上演することにいたしました。
また、今回初めての試みとして、先月好評を賜りましたバレエ団ダンサーたちの振付による「Choreographic Group 作品」の中から、皆様のご投票により上演作品を選ばせていただきます。

今回このような試みに至りましたのは、新国立劇場、そしてバレエ団を応援してくださっている皆様に、よりバレエ団を身近に感じていただきたいという想いからです。コロナ禍で無観客公演ライブ配信などを経験し、改めて舞台というものは観客の皆様と一緒に創り上げるものだと実感しております。この企画を通して、新しいバレエ公演をお客様と双方向で形づくることができたら、これほど嬉しいことはありません。

振付家たちが作品を少し紹介する動画も作成予定ですので、先月の「DANCE to the Future: 2021 Selection」公演をご覧いただいた方は勿論、ご覧になっていらっしゃらない方もぜひご気軽にご参加いただけましたら幸いです。

どうぞ皆様のお力をお貸しください。そして皆様と一緒にこの舞台を創り上げられますことを、楽しみにしております。 ダンサー一同どの振付家、作品が選ばれるのかワクワク、ドキドキしながら、皆様のご投票を心よりお待ちしております。