2007/2008シーズン オペラ

タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦

2007/2008 Season Opera
[New Production]
R.Wagner:TANNHÄUSER UND DER SÄNGERKRIEG AUF WARTBURG
R.ワーグナー/全3幕
【ドイツ語上演/字幕付】

新国立劇場開場10周年記念
フェスティバル公演

オペラ劇場


若杉 弘 芸術監督就任第一作
注目の2007/2008シーズンオープニング・ニュープロダクション

オペラ界の頂点に立つ大作曲家ワーグナーが、イタリア・オペラの形式を脱し、オペラを総合芸術たる《楽劇》へ大成させる布石ともなった傑作。官能と純愛、現実と幻想といった、人間の心に内在する葛藤がダイナミックに描かれています。誰もが聞き覚えのある壮麗な大行進曲のほか、序曲やタンホイザーの「ローマ語り」、ヴェーヌスたちのバレエや歌合戦シーンでのスペクタクルなど聴き所見所満載。ワーグナーを知り尽くした豪華な布陣でシーズン開幕を飾ります。


ものがたり

中世のドイツ。騎士タンホイザーは、愛欲の女神ヴェーヌスの虜となるが、やがてこの歓楽の日々に飽きて、彼を愛する清らかな乙女エリーザベトが待つ人間世界に戻る。温かく迎えられたものの、城で開催された歌合戦に参加し、官能の愛(ヴェーヌス)を讃えてしまう。この大罪への赦しを得るためにローマ法王のもとへ懺悔の旅に出るが叶わず、官能の愛で絶望を癒そうとする。しかし、エリーザベトは自らの命を犠牲に彼の罪を償い、救済されたタンホイザーも息絶える。


スタッフ

【作曲/台本】リヒャルト・ワーグナー

【指 揮】フィリップ・オーギャン
【演 出】ハンス=ペーター・レーマン
【衣裳・美術】オラフ・ツォンベック
【照 明】立田 雄士
【振 付】メメット・バルカン
【舞台監督】大澤 裕

【芸術監督】若杉 弘

【特別協賛】東海旅客鉄道株式会社
【協 力】日本ワーグナー協会
【主 催】文化庁芸術祭執行委員会/新国立劇場
 




(指 揮)
フィリップ・オーギャン

(演 出)
ハンス=ペーター・レーマン

キャスト

プロフィール

【領主ヘルマン】ハンス・チャマー
【タンホイザー】アルベルト・ボンネマ*
【ヴォルフラム】マーティン・ガントナー
【ヴァルター】リチャード・ブルンナー
【ビーテロルフ】大島 幾雄
【ハインリッヒ】高橋 淳
【ラインマル】小鉄 和広
【エリーザベト】リカルダ・メルベート
【ヴェーヌス】リンダ・ワトソン
【牧童】吉原 圭子
【4人の小姓】佐藤 泰子、金子 寿栄、中道 ゆう子、熊井 千春

【合唱指揮】三澤 洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【バレエ】牧阿佐美バレエ団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

*タンホイザー役に出演を予定しておりました、ヴォルフガング・ミルグラムは、健康上の理由により来日ができなくなりました。代って、アルベルト・ボンネマが出演いたします。詳細はこちら

(領主ヘルマン)
ハンス・チャマー
(タンホイザー)
アルベルト・
ボンネマ
(ヴォルフラム)
マーティン・
ガントナー
(ヴァルター)
リチャード・
ブルンナー
(ビーテロルフ)
大島 幾雄
(ハインリッヒ)
高橋 淳
(ラインマル)
小鉄 和広
(エリーザベト)
リカルダ・メルベート
(ヴェーヌス)
リンダ・ワトソン
(牧童)
吉原 圭子

*やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。公演中止の場合を除き、チケットの変更及び払い戻しはいたしません。あらかじめご了承ください。

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公演日程


開場は開演の45分前です。
予定上演時間:約4時間15分(休憩含む)
開演後は入場制限をいたします。

*託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。
来場予定日の1週間前までに、下記まで電話予約。定員制。
■利用料金:0〜1歳2,000円・2〜12歳1,000円
■ご予約・お問合せ:イベント託児・マザーズ 0120−788−222
(土日祝を除く10〜12時、13〜17時)

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前売り開始日

会員先行販売期間:
2007年5月26日(土)10:00〜6月6日(水)
一般発売日:
2007年6月9日(土)10:00〜

チケット料金

席種S席A席B席C席D席Z席
料金26,25021,00014,7008,4005,2501,500

*料金は税込みです。

クラブ・ジ・アトレ会員販売期間は会員の方は上記料金の10%OFF、一般発売以降は5%OFFでお求めいただけます。

■割引のご案内
□高齢者(65歳以上)、学生、障害者、ジュニア割引がございます。ボックスオフィスにてお申し込みの際に、割引ご利用の旨お知らせください。(高齢者、学生割引はチケットぴあ一部店舗でもご利用いただけます。他のプレイガイドでは受付できません。それぞれ、年齢を確認できるもの・学生証・障害者手帳が必要になります。)
□開演後、S席に残席がある場合、割引価格にて、1回目の休憩後よりご観劇いただけます。
□当日学生割引(50%割引/D・Z席を除く):公演当日のみボックスオフィスとチケットぴあ一部店舗で販売。1人1枚。電話予約不可。要学生証。

■備考
□就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
□壁際、手摺りの近くのお席は、一部、舞台・字幕が見えにくい場合がございます。
□公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。

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チケット取り扱い

ボックスオフィス・・・・・・・03−5352−9999
電話予約、店頭購入方法
Webボックスオフィス

電子チケットぴあ・・・・・・・0570−02−9999(Pコード 252-711)
・インターネット予約・・・・・http://pia.jp/t
イープラス・・・・・・・・・・・・・http://eplus.jp/
CNプレイガイド・・・・・・・・・http://www.cnplayguide.com/
ローソンチケット・・・・・・・・0570−000−777(Lコード 31119)
東京文化会館TS・・・・・・・03−5815−5452
チケットクラシック・・・・・・・03−5447−3050
                http://www.classic-japan.com
JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、トップツアー ほか

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プロフィール

【指揮】フィリップ・オーギャン Conductor : Philippe Auguin
フランス生まれ。ニュルンベルク州立歌劇場、ハンブルグ州立歌劇場を中心に世界各国で活躍。ワーグナー作品を特にレパートリーとしている。2005年10月に国際北京音楽祭でのニュルンベルク州立歌劇場による「ニーベルングの指環」チクルス公演の指揮は絶賛された。またその他のレパートリーとして、「ばらの騎士」、「アルジェのイタリア女」、「オテロ」、「ラ・ボエーム」、「カルメン」、「タンホイザー」、「エレクトラ」、「アラベラ」、「仮面舞踏会」、「ローエングリン」、「ファルスタッフ」、「さまよえるオランダ人」、「サロメ」がある。今まで出演した歌劇場は、バイエルン州立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ドレスデン州立歌劇場等が挙げられる。
新国立劇場初登場。

【演出】ハンス=ペーター・レーマン  Production : Hans-Peter Lehmann
2002年「ナクソス島のアリアドネ」、04年「エレクトラ」に続いて、3回目の新国立劇場登場となる。
ドイツのカッセル生まれ。1960年から73年までバイロイト祝祭劇場でヴィーラント・ワーグナー及びヴォルフガング・ワーグナーの助手を務める。1980年より2001年までハノーヴァー州立歌劇場総監督を務める。01年よりフリーの演出家として活躍。今までに「ラインの黄金」、「ワルキューレ」、「トリスタンとイゾルデ」、「リゴレット」、「魔笛」、「仮面舞踏会」等を演出している。

タンホイザー:アルベルト・ボンネマ  Albert Bonnema
オランダのフリースランド生まれ。
1996年ネザーランドオペラにおいて「マイスタージンガー」ヴァルター役の成功で注目を集める。その後、オランダ・フェスティバル「フィデリオ」フロレスタン役、イスラエルオペラ「魔弾の射手」マックス役などに出演。1997年にはリンツ州立劇場で「ローエングリン」タイトル・ロールに出演。カールスルーエ州立劇場でのヴァルターでは大成功を収めた。近年では、2004年にベルン・オペラにおいて「タンホイザー」タイトル・ロール、2005年シュトゥットガルト州立歌劇場、2007年ケルン歌劇場において「神々の黄昏」ジークフリートに出演している。
新国立劇場には、1997年「ローエングリン」タイトル・ロールに続いて2回目の登場となる。

エリーザベト:リカルダ・メルベート  Elisabeth:Ricarda Merbeth
2006年「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージに続いて2回目の登場となる。
ドイツのケムニッツ出身。「タンホイザー」エリーザベトは主要なレパートリーとして、バイロイト音楽祭に02年から05年同役で出演。また、00年から01年に「ニーベルングの指環」フライア、ゲルヒルデ/ヘルムヴィーゲ、グートルーネに出演している。その他の主なレパートリーとして、「ラ・ボエーム」ミミ、「フィガロの結婚」伯爵夫人、「エウゲニ・オネーギン」タチアーナ、「ホフマン物語」アントニア、「魔弾の射手」アガーテ、「マイスタージンガー」エーファ等がある。07年バイロイト祝祭劇場で同役で出演。

ヴェーヌス:リンダ・ワトソン  Venus:Linda Watson
2002年「ワルキューレ」ブリュンヒルデに続いて2回目の登場となる。
アメリカ生まれ。「ニーベルングの指環」のブリュンヒルデをはじめ、「ローエングリン」「タンホイザー」等のワーグナー作品を主なレパートリーとして、世界中で活躍している。今までに出演した主な歌劇場は、バイロイト祝祭劇場、ワシントン・オペラ、ミラノ・スカラ座、パリ・シャトレ座、アムステルダム歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場等が挙げられる。
06年バイロイト祝祭劇場で「ニーベルングの指環」ブリュンヒルデで出演して、絶賛を博した。

ヴォルフラム:マーティン・ガントナー  Wolfram von Eschenbach:Martin Gantner
2005年「ニュルンベルクのマイスタージンガー」ベックメッサー、06年「ドン・カルロ」ロドリーゴに続いて、3回目の新国立劇場登場となる。ドイツ、フライブルク生まれ。カールスルーエ音楽大学で学ぶ。89年「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵でデビュー。以来「魔笛」パパゲーノ、「ウェルテル」アルベール、「スペードの女王」エレツキー侯爵、「タンホイザー」ヴォルフラム、「セビリアの理髪師」フィガロ、「ラ・ボエーム」マルチェッロなどをレパートリーとして、ミラノ・スカラ座、バイエルン州立歌劇場、ザクセン州立歌劇場など著名な歌劇場に出演を重ねている。

ヘルマン:ハンス・チャマー  Hermann:Hans Tschammer
2001年「ラインの黄金」ファゾルト、05年「フィデリオ」ロッコ、同年「ニュルンベルクのマイスタージンガー」ポーグナーに続いて、4回目の新国立劇場登場となる
ドイツ生まれ。今までに出演した主な歌劇場は、バイエルン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、バイロイト祝祭劇場、ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場等があり、参加した音楽祭は、ザルツブルク音楽祭、ザルツブルク・イースター音楽祭、ブレゲンツ音楽祭等が挙げられる。ライン・ドイツ・オペラに14年間在籍し、キャラクター・バスも歌えるバスとして活躍。同劇場には現在でも頻繁に客演している。ライン・ドイツ・オペラ時代には、特にワーグナーのレパートリーで活躍した。

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