舞台は昭和32年、日本が復興の勢いに乗り始めるころ...

ある家族の三週間ほどの物語。

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演劇研修所 リーディング公演「五月

新国立劇場内 Aリハーサル室


この9月に初めての試演会「親の顔が見たい」、朗読劇「少年口伝隊一九四五」の連続公演を経た新国立劇場演劇研修所 第8期生が、はじめての近代古典作品に臨みます。


今回は新国立劇場演劇部門芸術監督の宮田慶子を演出に迎え、宮本 研 作「五月」をリーディング形式で上演。演劇研修所の目標でもある、近代古典作品の美しい日本語を自在に使いこなす研修生たちの姿をぜひご覧ください。


当公演の観劇お申し込みはwebにて受付、料金は無料です。観劇希望の方は下記メニュー"公演日程・観劇のお申し込み"よりお申し込みください。

 

webでの事前お申し込みは終了いたしました。沢山のご応募どうもありがとうございました。

全公演とも若干当日券を準備しております。当日観劇をご希望の方は、開場時間中に地下1階新国立劇場楽屋口までお越しください。

 



公演日程・観劇のお申し込み


公演日程

2014年11月29日(土)14:00 新国立劇場内 Aリハーサル室
2014年11月29日(土)18:00 新国立劇場内 Aリハーサル室
2014年11月30日(日)14:00 新国立劇場内 Aリハーサル室

*予定上演時間:約1時間35分

*開場は開演の30分前です。

*開演中のご入場・ご着席はご遠慮ください。

観劇のお申し込み

観劇のお申し込みはこちらから

      • webでの事前お申し込みは終了いたしました。沢山のご応募どうもありがとうございました。

        全公演とも若干当日券を準備しております。当日観劇をご希望の方は、開場時間中に地下1階新国立劇場楽屋口までお越しください。
      • 車椅子をご利用のお客様は演劇研修所までお問い合わせください。 TEL:03-5351-3011(代)
      • 開演中のご入場・ご着席はご遠慮ください。
      • お子様につきましても、観劇のお申し込みが必要となります。就学前のお子様の同伴・ご入場はご遠慮ください。

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スタッフ・キャスト

スタッフ

宮本 研
演出
宮田慶子

プロフィールを表示する

音響
上田好生
照明
塩澤しのぶ
舞台担当
吉田信夫
演出助手
チョウ ヨンホ
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    (演出)

    宮田慶子

プロフィール

【作】宮本 研(MIYAMOTO Ken)
1926年熊本県生まれ。父親の仕事の関係で中学校卒業までの6年間を北京で過ごす。大分経済専門学校(現大分大学経済学部)在学中に軍需工場に学徒動員される。終戦後九州大学法文学部経済科に入学し、在学中に劇作を始める。卒業後は大分県立第二高校(現大分商業高校)の教諭となり演劇部を創立、戯曲を執筆し演出も担当する。その後退職して上京し、法務省に勤務。勤務中に演劇サークル「麦の会」とかかわる。62年に法務省を退職し、本格的に劇作家として出発する。同年「日本人民共和国」と「メカニズム作戦」により第8回岸田戯曲賞受賞を、「明治の柩」で芸術祭奨励賞(脚本賞)を受賞。主な作品に戦後史四部作「反応工程」「日本人民共和国」「メカニズム作戦」「ザ・パイロット」、革命伝説四部作「明治の柩」「美しきものの伝説」「阿Q正伝」「聖グレゴリーの殉教」、「夢-桃中軒牛右衛門の」ほか。88年死去。享年61歳。
【演出】宮田慶子(MIYATA Keiko)
1980年、劇団青年座(文芸部)に入団。翻訳劇近代古墳、ストレートプレイ、ミュージカル、商業演劇、小劇場と多方面にわたる作品を手がける一本、演劇教育や日本各地での演劇振興・交流に積極的に取り組んでいる。第29回紀伊國屋演劇賞個人賞、第5回読売演劇大賞優秀演出家賞、98年芸術選奨文部大臣新人賞、第43回毎日芸術賞千田是也賞、第9回読売演劇大賞最優秀演出家賞など受賞多数。主な演出作品に、「ブンナよ、木からおりてこい」「MOTHER」「フユヒコ」「赤シャツ」「悔しい女」「をんな善哉」(青年座)、「サラ」「ガブリエル・シャネル」(松竹)、「エレファントマン」「ペテン師と詐欺師」(ホリプロ)など。新国立劇場では「ディア・ライアー」「かくて新年は」「美女で野獣」「屋上庭園」「ヘッダ・ガーブレル」「わが町」「おどくみ」「朱雀家の滅亡」「負傷者16人-SIXTEEN WOUNDED-」「るつぼ」「つく、きえる」「ピグマリオン」「永遠の一瞬」「三文オペラ」と、オペラ「沈黙」を演出している。

キャスト

新国立劇場演劇研修所 第8期生



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    荒巻まりの

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    池田碧水

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    鈴木麻美

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    滝沢花野

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    西岡未央

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    薄平広樹

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    坂川慶成

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    永澤 洋

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    堀元宗一朗

 
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泉 千恵(第6期修了)

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ものがたり

昭和32年4月中旬の日曜日の午後、農業省係長を務める佐久間量平宅には、長女雪枝の縁談の相談に課長横山の夫人が訪ねてきている。妻・君子は横山夫人から夫の課長昇進の話を聞き、心浮かれる。が、量平に訊ねると「考えさせて下さい」との返事をしたと言う。1週間後に、労働組合の書記で九州でストライキを起こした長男・弘が帰宅する。会社の演劇部の活動に熱心な次女・泉、大学に入学したばかりの次男・達二。5月を前に、量平に正式な辞令が出る......。