
2013年10月公演
作:クリストファー・マ−ロウ
翻訳:河合祥一郎
演出:森 新太郎
出演:柄本 佑 安西慎太郎 窪塚俊介 下総源太朗 原 康義
出演:木下浩之 大鷹明良 中村彰男 瑳川哲朗 谷田 歩
出演:石住昭彦 小田 豊 西本裕行 中村 中 (台本順) ほか
就任4年目を迎える演劇芸術監督宮田慶子が、将来日本を背負って立つ新進演出家と対峙し、じっくりと作品を創ろうと企画したシリーズのひとつです。2011年4月公演『ゴドーを待ちながら』([JAPAN MEETS…―現代劇の系譜をひもとく―]W)でその演出力を高く評価された森新太郎が、イギリス・エリザベス朝演劇の代表的作家、クリスファー・マーロウ作『エドワード二世』に挑みます。今回のために河合祥一郎が新たに翻訳した台本での上演です。シェイクスピアと同時代のマーロウの作品は『ファウスト博士』『マルタ島のユダヤ人』など6作ですが、『エドワード二世』の本格的な日本での上演は初めてとなります。
シェイクスピアの先鞭をつけたといわれ、史劇『リチャード二世』にもその影響がうかがえるマーロウの歴史的群衆劇、森の緻密にして大胆な演出が大いに注目されるところです。
実在のプラタジネット家イングランド王、エドワード二世(在位1307-1327)の起伏に富んだ激しくも短い生涯を描いた歴史劇。
父王の死後、エドワード二世は貴族たちの助言にも関わらず、フランス人騎士ギャヴィストンを異常なほど寵愛し、多数の役職や地位を授ける。これが先王からの腹心の家臣たちより反感を買うこととなり、ついにギャヴィストンは追放される。エドワード二世は王妃イサベラの自分への愛情を利用しギャヴィストンを呼び戻させたが、復活したギャヴィストンの傍若無人さに、エドワード二世から真の愛情を得られない彼女は、愛人である貴族モーティマーと謀ってギャヴィストンをなぶり殺し、王を幽閉。その後、二人は王子(エドワード三世)への譲位を図り、エドワード二世を惨殺する。