
2013年7月公演
作: 別役 実
演出: 深津篤史
出演: 大杉 漣 奥菜 恵 羽場裕一 山西 惇 神野三鈴 ほか
2010年3月に上演され、その斬新な演出と独特な世界観が大きな反響を呼んだ、別役実初期の代表作『象』を再演します。
原爆で背中に負ったケロイドを町中で見せびらかし、人々から拍手喝采を得たいと奇妙な情熱を抱く病人。
彼を引き止め、人々はもう我々被爆者を愛しも憎しみも嫌がりもしないんだ、とめどなく優しいだけなんだ、だからひっそり我慢することしかしてはいけないと説得する男。二人の心の行き違いを軸に被爆者の陥った閉塞状況を描き、さらには被爆者の苦悩を通して、人間社会全体の抱える存在の不安を静けさの張りつめた筆致で鋭く突いた『象』は、1962年の初演時、日本演劇界に衝撃を与えました。今回も深津篤史演出により、さらに練りこまれた舞台を創り上げます。
東京公演後には全国公演も予定しています。