タトゥー (ドイツ)

  • 2008/2009シーズン
  • シリーズ・同時代【海外編】Vol.3
    Tatowierung

    閉ざされた家族の愛憎をめぐり、
    近代社会に潜む深層心理を描く、
    演劇の持つ官能性に満ちた話題作!


  • 小劇場
  • 作:デーア・ローアー
    翻訳:三輪玲子
    演出:岡田利規

    出演:吹越 満
        柴本 幸
        鈴木浩介
        内田 慈
        広岡由里子

  • 公演日程

    公演日程

    開場は開演の30分前です。
    予定上演時間:約1時間30分(休憩なし)
    *託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。
    ★:終演後シアター・トーク【特別編】 ← 作家ローアー出演!
    ☆:終演後シアター・トーク ← 出演俳優、演出の岡田利規出演!
    :番外連続リーディングvol.3「タロットカードによる五重奏のモノローグ」
    シリーズ・同時代【海外編】スペシャルイベント開催!!  詳細⇒こちら

海外の優れた現代戯曲を日本の注目演出家により紹介する、シリーズ・同時代【海外編】の締め括りとして、岡田利規演出による『タトゥー』(日本初演)が登場します。
演劇カンパニー・チェルフィッチュを主宰し、若者を象徴するようなリアルな言語、独自の身体表現で演劇の新たな姿を提示し、第49回岸田國士戯曲賞を受賞した岡田利規。2008年4月にデビュー小説集が第2回大江健三郎賞を受賞、11月には安部公房の名作『友達』の演出とさらに活動のフィールドを広げました。
本作『タトゥー』は、ベルトルト・ブレヒト賞を受賞した現在ドイツ演劇界を代表する新鋭女流劇作家デーア・ローアーの出世作となった1992年発表の作品であり、ある秘密を持つ閉ざされた家族の愛憎をややグロテスクに描きながら、作者独特の詩的センスと劇的言語によって近代化された社会に残存する複雑な心理を浮かび上がらせ、「テアター・ホイテ」誌の年間最優秀新人劇作家に選ばれるなど、欧米でも多くの賞に輝いた話題作です。
また舞台美術はベルリン在住の現代美術作家で、2007年度の芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した塩田千春が手がけます。何気なく目にする日常の事物に、死の恐怖と生の迫力を同時に付与した作品で観るものを魅了する舞台美術も必見です。
吹越満をはじめとした5人の実力派キャストによる、海外の最先端の演劇との出会いにどうぞご期待下さい。