フィガロの結婚

  • 2010/2011シーズン
  • 2010/2011 Season Opera
    Wolfgang Amadeus Mozart:Le Nozze di Figaro
    ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト/全4幕
    【イタリア語上演/字幕付】

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  • オペラ劇場

  • 公演日程

    公演日程

    *託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。
    ■お問合せ:新国立劇場 Tel:03-5351-3011

    *10月13日(水)はS席1・2階、A席2階、B席2・3階、C席4階の一部に学校団体が入る予定です。

    上演時間
    1・2幕 95分 休憩 25分 3・4幕 75分 合計3時間15分
    (10月8日現在)

オペラを語る上で、神童モーツァルトは絶対不可欠であり、その代表作である『フィガロの結婚』は欠くことができません。この作品は2003年ノヴォラツスキー芸術監督就任第1作としてプレミエを迎えたプロダクションで、段ボールが散乱した箱状の真っ白な空間をモノトーンの衣裳をつけた歌手たちが動きまわるアンドレアス・ホモキの演出は、モーツァルトがこの作品の中で歴史上具体的な関係ではなく、人類の普遍的な問題について問いかけていることに注目し、秩序の崩壊というコンセプトを打ち出しました。ドラマが進行するにつれ、この“非歴史的”舞台空間は徐々に壊れ、歌手たちが身につけている社会的地位の差を表わす衣裳もなくなって、社会的因習を排除したピュアな人間性を生き生きと描き出しています。アンサンブルの演技は、細部にまで裏付けられた構成で、オペラファンに限らず演劇ファンにも楽しめる完成度の高い舞台の誕生だと、広く話題を巻き起こしました。