福岡雄大 芸術選奨<舞踊部門>文部科学大臣新人賞 受賞のお知らせ


新国立劇場バレエ団プリンシパルの福岡雄大が、平成29年度(第68回)芸術選奨の舞踊部門で文部科学大臣新人賞を受賞しました。

【贈賞理由】

福岡雄大氏は、早くから男性的で高度な舞踊技術、明朗で好感の持てる個性で注目を集めてきたダンサーである。近年は表現力や主役としての風格の点で急成長を見せており、平成29年は所属する新国立劇場バレエ団の全プログラムに主演。「コッペリア」フランツ役の洒脱(しゃだつ)さ、「ジゼル」アルべルト役の高貴な悲劇性をはじめ、役柄の深い理解によって作品を牽引(けんいん)し、舞台全体の成果を高めるような名演が相次いだ。日本のバレエ界をリードする存在として、さらなる飛躍が期待される。


◆文化庁 芸術選奨とは
優れた業績を上げた芸術家等の功績をたたえるための賞で、昭和25年度に発足した。演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論等、メディア芸術の11分野において、その年に優れた業績をあげ、新生面を開いた人に贈られる賞。芸術選奨文部科学大臣賞または芸術選奨文部科学大臣新人賞がある。

※詳細については文化庁のHPをご参照ください。




<福岡雄大プロフィール>

大阪府出身。ケイ・バレエスタジオで学ぶ。平成15年文化庁在外研修員としてチューリッヒ・ジュニアバレエ団に入団し、同17年から19年までチューリッヒ・バレエ団で活躍。同21年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団し、劇場デビューとなる「ドン・キホーテ」で主演し、以降ほとんどの作品で主役を踊る。同24年プリンシパルに昇格。同20年ヴァルナ国際バレエコンクール・シニア男性部門第3位、同21年ソウル国際舞踊コンクール・ クラシック部門シニア男性の部優勝、同23年中川鋭之助賞ほか多数受賞。



2017年「コッペリア」公演より