パゴダの王子

  • 2013/2014シーズン
  • The Prince of the Pagodas

    【音楽】ベンジャミン・ブリテン
    【振付】デヴィッド・ビントレー


    座席表↓
  • オペラ劇場

2011年、新国立劇場バレエ団によって初演され、大変高い評価を得た大作の待望の再演です。元々はジョン・クランコが構想したバレエ作品で、イギリスの作曲家ベンジャミン・ブリテンに音楽委嘱し、3幕構成の『パゴダの王子』が英国ロイヤル・バレエで誕生しました。その後マクミランも手を入れ、新演出として上演されましたが、新国立劇場での新制作にあたり、ビントレーは物語を練り直し、歌川國芳の浮世絵にインスピレーションを得て全く新たな『パゴダの王子』を創り上げました。日英の文化を融合させ、主人公さくら姫の冒険を通して家族の絆を力強く、ユーモアたっぷりに描いた「日本をテーマにしたファンタジー」 バレエ。英国では13年に作曲家ブリテンの生誕100周年を祝うBritten 100の関連企画として、14年2月に英国バーミンガム・ロイヤル・バレエによる本プロダクションの上演が決定しています。

ものがたり

皇帝は息子の早すぎる死を嘆き、その悲しみからどうしても立ち直れずにいる。時は流れ、妹君のさくら姫に4つの王国の王が求婚する。継母である皇后エピーヌは求婚者たちの富や権力故にさくら姫の結婚を熱望するが、彼女の心は動かず結婚を拒む。そこへ5人目の王子が現れる。彼は実は継母の呪いでサラマンダーにされたさくら姫の兄だった……。さくら姫は様々な試練を受けながらも、サラマンダーとともに彼の王国パゴダにたどり着き、その地でこのサラマンダーが長く会わなかった兄であったことを知る。妹と兄は力を合わせて帝国に平和を取り戻そうとする……。