ダイナミック ダンス!
コンチェルト・バロッコ/テイク・ファイヴ/
イン・ジ・アッパー・ルーム

  • 2012/2013シーズン
  • Concerto Barocco
    【音 楽】ヨハン・セバスティアン・バッハ
    【振 付】ジョージ・バランシン

    Take Five
    【音 楽】デイヴ・ブルーベック/ポール・デスモンド
    【振 付】デヴィッド・ビントレー

    In the Upper Room
    【音 楽】フィリップ・グラス
    【振 付】トワイラ・サープ

    公演ちらし拡大はこちら
    (全ページご覧いただけます)

    ★★公演特設webサイトはこちら★★
    bintleys_choice

    座席表↓
  • 中劇場
  • 公演日程

    2013年
    1/24252627
     
     
     
     
    2:00
    2:00
     
    7:00
     
    7:00
    7:00
     
     

    予定上演時間:約2時間10分(休憩含む)
    開場は開演の45分前です。

    託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。

未曽有の大災害となった東日本大震災のため公演中止を余儀なくされた「幻のトリプル・ビル(三作品)」が、いよいよ舞台上演されることになりました。本演目のリハーサル中に震災を体験したビントレーと新国立劇場バレエ団による、被災者への祈りと明日へのエネルギーを込めたプログラムです。
バランシンによる美しい『コンチェルト・バロッコ』、ビントレーがデイヴ・ブルーベック・カルテットの名曲に振り付けをした『テイク・ファイヴ』、そして、アメリカのバレエ/モダンダンス界を代表する振付家トワイラ・サープの最高傑作『イン・ジ・アッパー・ルーム』を上演します。バッハのヴァイオリン協奏曲から、ジャズ、そしてフィリップ・グラスのミニマル音楽まで、多彩な音楽に振り付けられたバレエをお楽しみいただけるトリプル・ビルです。


<コンチェルト・バロッコ>
バランシン1941年の作品で、バッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲二短調」に振付けられています。楽曲構成がそのまま舞踊化されたかのように、第一楽章では二人の女性がそれぞれのヴァイオリンパートを踊り、オーケストラにあたる女性アンサンブルとの対比を美しく見せます。第二楽章 "Largo" における男女のパ・ド・ドゥに続いて、第三楽章 "Allegro" では全ダンサーによって楽曲のシンコペーションのリズムが体現されます。新国立劇場バレエ団ならではの音楽的で緻密な表現が期待される上演です。

<テイク・ファイヴ>
おそらく誰もが耳にした事があるジャズの歴史的名曲「テイク・ファイヴ」をはじめとする、デイヴ・ブルーベック・カルテットの名曲の数々。ブルーベックは、スィング感を損なうことなくジャズに変拍子をとりいれ、理論的な編曲を用いて新しいジャズの展開を切り拓いたジャズ界の巨人です。非常に音楽的な振付家として知られるビントレーは、ジャズ奏者でもあった父親に幼少期から数多くのジャズの名盤を聴かされて育ちました。そんなビントレーのジャズ音楽への理解がよく示された魅力あふれる作品です。ジャズ・カルテットの生演奏にのって踊るダンサーたちの見ごたえのあるテクニックをご堪能ください。

<イン・ジ・アッパー・ルーム>
世界の多くのカンパニーがレパートリーにとりいれている人気作品であり、かつサープの代表作でもある本作がいよいよ新国立劇場バレエ団でも上演されることになりました。衣裳のノーマ・カマリと音楽のフィリップ・グラスとの顔合わせによる本作は、間違いなく戦後アメリカ芸術が迎えた一つの黄金期を示す作品と言えるでしょう。ダンサーの体力の限界を超えたところ(アッパー・ルーム)へと向かって踊られるダンスの迫力を、中劇場ならではの臨場感あふれる空間でご体験いただけます。