2013年1月28日
ビントレー監督による2013/2014シーズン舞踊演目説明会と
「漆原啓子&藤江扶紀チャリティー・ミニコンサート」が開催されました
26日の「ダイナミック ダンス!」昼公演終了後、デヴィッド・ビントレー舞踊芸術監督による2013/2014シーズンバレエ&ダンスお客様向け演目説明会と、「漆原啓子&藤江扶紀チャリティー・ミニコンサート」が開催され、約400人のお客様がご参加くださいました。
ビントレー芸術監督は、「2013/2014シーズンは任期最後のシーズンとなります。いずれもエキサイティングなプログラムであり、私にとって大変意味のあるものばかりです」と、その魅力を紹介しました。
特に、シーズン開幕としてバレエ史の中で最も好きな時代の3作品を織り込んだ
「バレエ・リュス ストラヴィンスキー・イブニング」を上演すること、なかでもオーケストラ、合唱団、ピアノと大がかりな音楽要素が必要なため世界でも上演が大変難しい
「結婚」が上演できることはとても幸運なこと、また、世界でひっぱりだこのダンス界の新星ジェシカ・ラングに、新国立劇場バレエ団のための新作を依頼し、
世界初演が実現すること、4年間の芸術監督任期の締めくくりに、新国立劇場との出会いとなった作品
「カルミナ・ブラーナ」、ロンドンオリンピックからインスピレーションを受けイギリスで大反響を呼んだ自らの振付作品
「ファスター」日本初演、そして本当の最後に最も思い出深い作品
「パゴダの王子」を上演することなどを熱く語り、お客様への感謝の言葉で締めくくりました。
 演目について語るデヴィッド・ビントレー舞踊芸術監督 左は司会の守山実花さん |  お客様は熱心にお聞きになっていました |
続いて、「ダイナミック ダンス!」公演においてバランシン振付
「コンチェルト・バロッコ」でヴァイオリンを演奏した、漆原啓子さんと藤江扶紀さんによるチャリティー・ミニコンサートが開催されました。
当初2011年3月19〜27日に予定されていた「ダイナミック ダンス!」は、東日本大震災のため公演中止を余儀なくされましたが、ビントレー監督の強い思いにより約2年の月日を経て、今回の上演が実現したものです。
【
震災で中止となったバレエ公演「ダイナミック ダンス!」の上演にあたり(文化庁月報)】
本演目のリハーサル中に震災を体験したビントレー監督と新国立劇場バレエ団による、被災者への祈りと復興への思い、明日へのエネルギーを込めたプログラムであり、被災地の復興支援を目的とする「芸術文化復興支援基金」への寄附をお願いする公開リハーサルの実施や、ビントレー監督と小野絢子さんが福島のバレエ学校を訪問するなどの関連活動も行いました。
漆原啓子さんと藤江扶紀さんはこうした趣旨にご賛同くださり今回のチャリティコンサートが実現いたしました。
曲目は、プロコフィエフ「2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56」で、参加者のみなさまはお二人の思いが込められた美しい演奏に聴き入っていました。
(※コンサートの写真は後日掲載いたします。※漆原啓子さんと藤江扶紀さんのプロフィールは
こちらから)
みなさまからは、東日本大震災の被災地の復興支援を目的とする芸術文化活動を支援するための「芸術文化復興支援基金」に
182,474円のご寄付をいただきました。どうもありがとうございました。
 チャリティー・ミニコンサート終演後 「芸術文化復興支援基金」に募金なさる参加者のみなさま |
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