2025/2026シーズン

日韓国交正常化60周年記念公演焼肉ドラゴンYakiniku Dragon

日韓合同公演
〈日本語・韓国語上演/日本語字幕付〉
公演期間:
[小劇場] 2025年10月7日[火]~27日[月]
[中劇場] 2025年12月19日[金]~21日[日] <凱旋公演>

予定上演時間:
約3時間5分(休憩込) ※2016年上演時


Introductionはじめに

高度成長期の日本 可笑しくも哀しい家族の絆の物語 4度目の上演!

2025年、日韓国交正常化60周年を迎えることを記念し、鄭 義信が日本の戦後史の影を描いた日韓合同公演『焼肉ドラゴン』を上演いたします。
本作は、2008年に新国立劇場が芸術の殿堂(ソウル・アーツ・センター)とのコラボレーション企画として、鄭 義信に書き下ろしを依頼し制作されました。2002年、2005年上演の『その河をこえて、五月』(平田オリザ・金 明和 作/李 炳焄・平田オリザ 演出)に続く、同劇場との2度目のコラボレーション企画となります。

1970年前後、高度経済成長と大阪万博に沸く関西の地方都市。そこで慎ましくも懸命 に生きる在日コリアン一家と、彼らが営む焼肉店「焼肉ドラゴン」に集う人々の人間 模様を、生き生きと描き出した本作。2008年の初演では、開幕直後から口コミで大き な評判を呼び、東京・ソウル公演では連日スタンディングオベーションを巻き起こす など、観客から熱狂的な支持を受けました。その年の日韓両国で数々の演劇賞を受賞 し、2018年には鄭 義信自身がメガホンを取り映画化もされました。

日韓の過去、現在、そして未来を、音楽を交えながら、おかしくも哀しく切なく描く この物語が、2008年、2011年、2016年に続き、2025年に4度目の上演を果たします。 今回の上演では、まず10月に新国立劇場 小劇場から幕を開けます。その後、11月に芸 術の殿堂での韓国公演、そして福岡、富山での全国公演を経て、12月には満を持して 新国立劇場へ凱旋します。しかも、凱旋公演の会場は、なんと中劇場!初演から17年 を経て、新たな歴史を刻みます。

1970年の大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」── 55年前、未来へと託されたこの 願いは、果たして今、実現したといえるのでしょうか? 奇しくも2025年は大阪・関西 万博開催の年でもあります。鄭 義信が掲げる「記録する演劇」としての『焼肉ドラゴ ン』が、この作品を通して、過去と真摯に向き合い、来るべき未来を見つめていく機 会となることを願っています。どうぞご期待ください。


協力:芸術の殿堂(ソウル・アーツ・センター)
後援:駐日韓国大使館 韓国文化院



thepit.jpg



playhouse.jpg

韓国公演
2025年11月 芸術の殿堂(ソウル・アーツ・センター)

日韓国交正常化60周年ロゴ

Schedule公演日程

公演日程

[小劇場]
 
2025年10月7日(火)~10月27日(月)

[中劇場]
 2025年12月19日(金)~12月21日(日) <凱旋公演>

予定上演時間

約3時間5分(休憩込) ※2016年上演時

会 場

新国立劇場 小劇場:
2025年10月7日(火)~10月27日(月)

新国立劇場 中劇場:
2025年12月19日(金)~12月21日(日)

ご注意事項

  • 開場は開演30分前です。開演後のご入場は制限させていただきます。

全国公演情報

  

J:COM北九州芸術劇場 中劇場

2025年12月6日(土)13:00開演、7日(日)13:00開演                     
会場ウェブサイトはこちら

オーバード・ホール 中ホール

2025年12月12日(金)18:30開演、13日(土)13:00開演                    
会場ウェブサイトはこちら

Staff&Castスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 【作・演出】鄭 義信
    • 【翻訳】川原賢柱
    • 【美術】島 次郎
    • 【照明】勝柴次朗
    • 【音楽】久米大作
    • 【音響】福澤裕之
    • 【衣裳】前田文子
    • 【ヘアメイク】川端富生
    • 【擬闘】加藤 学
    • 【演出助手】城田美樹
    • 【舞台監督】北条 孝 大垣敏朗
  • 作・演出鄭 義信
プロフィールを表示する

キャスト

  • 千葉哲也
  • 村川絵梨
  • 智順
  • 櫻井章喜
  • 朴 勝哲
  • 崔 在哲
  • 石原由宇
  • 北野秀気
  • 松永玲子
  • イ・ヨンソク
  • コ・スヒ
  • パク・スヨン
  • キム・ムンシク
  • チョン・スヨン
  • 千葉哲也
  • 村川絵梨
  • 智順
  • 松永玲子
    • 櫻井章喜
    • 朴 勝哲
    • 崔 在哲
    • 石原由宇
    • 北野秀気
      • イ・ヨンソク
      • コ・スヒ
      • パク・スヨン
      • キム・ムンシク
      • チョン・スヨン

Profile

【作・演出】鄭 義信 (CHONG Wishing)

1993年に『ザ・寺山』で第38回岸田國士戯曲賞を受賞。映画にも進出して、同年『月はどっちに出ている』の脚本で、毎日映画コンクール脚本賞、キネマ旬報脚本賞などを受賞。98年には、『愛を乞うひと』でキネマ旬報脚本賞、日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第一回菊島隆三賞、アジア太平洋映画祭最優秀脚本賞など数々の賞を受賞した。さらに平成13年度芸術祭賞大賞を受賞したドラマ「僕はあした十八になる」(2001・NHK)などテレビ・ラジオのシナリオでも活躍する一方、エッセイ集「アンドレアスの帽子」なども出版。2018年には自ら初監督を担い、『焼肉ドラゴン』を映画化した。
現在も、文学座、こんにゃく座ほかに戯曲を提供する傍ら、21年に浅草九劇をホームグラウンドとした新劇団ヒトハダを旗揚げ。近年では23年にポン・ジュノ監督の世界的ヒット映画「パラサイト 半地下の家族」を舞台化。24年は『杏仁豆腐のココロ』『旅芸人の記録』『男たちの挽歌』(脚本・演出)『欲望という名の電車』(演出)を手がける。新国立劇場では、『たとえば野に咲く花のように』『アジア温泉』の作、『焼肉ドラゴン』『パーマ屋スミレ』『赤道の下のマクベス』の作・演出を務め、初演の『焼肉ドラゴン』で、第16回読売演劇大賞優秀演出家賞、第12回鶴屋南北戯曲賞、第43回紀伊國屋演劇賞、第59回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
また、日本から韓国への招聘公演だけでなく、10年『赤道の下のマクベス』、14年『歌うシャイロック』(『ベニスの商人』を音楽劇に翻案)、15年『コーカサスの白墨の輪』(唱劇形式に翻案)など、韓国芸術団体への書下ろしも多数ある。

閉じる

ご観劇前にご確認ください

本作には次の表現が含まれます。

差別的な表現、自死

閉じる

Storyものがたり

万国博覧会が催された1970(昭和45)年、関西地方都市。高度経済成長に浮かれる時代の片隅で、焼肉屋「焼肉ドラゴン」の赤提灯が今夜も灯る。
店主・金 龍吉は、太平洋戦争で左腕を失ったが、それを苦にするふうでもなく淡々と生きている。
家族は、先妻との間にもうけた二人の娘・静花と梨花、後妻・英順とその連れ子・美花、そして、英順との間に授かった一人息子の時生......ちょっとちぐはぐな家族と、滑稽な客たちで、今夜も「焼肉ドラゴン」は賑々しい。ささいなことで泣いたり、いがみあったり、笑いあったり......。
そんな中、「焼肉ドラゴン」にも、しだいに時代の波が押し寄せてくる。

Ticketsチケット

チケット料金

焼肉ドラゴン[小劇場]

席種 A席 B席 *2作品通し券
(一部席種のみ)
料金(10%税込) 8,800円 3,300円 14,800円
席種 料金(10%税込)
A席 8,800円
B席 3,300円
*2作品通し券
(一部席種のみ)
14,800円

2025/2026シーズン演劇 開幕2作品通し券
『焼肉ドラゴン』『鼻血―The Nosebleed―』A席の2公演同時購入がお得!
新国立劇場ボックスオフィス(電話と窓口のみ)での受付となります(Webボックスオフィスでの販売はございません)。日程の組み合わせは自由です。2作品それぞれご希望のお日にちをお選びの上、お申し込みください。詳しくはこちら!


焼肉ドラゴン<凱旋公演>[中劇場]

席種 S席 A席 B席 *2作品通し券
(一部席種のみ)
料金(10%税込) 8,800円 6,600円 3,300円 15,800円
席種 料金(10%税込)
S席 8,800円
A席 6,600円
B席 3,300円
*2作品通し券
(一部席種のみ)
15,800円

12月中劇場2作品通し券
『焼肉ドラゴン』『スリー・キングダムス』の2公演同時購入がお得!
新国立劇場ボックスオフィス(電話と窓口のみ)での受付となります(Webボックスオフィスでの販売はございません)。日程の組み合わせは自由です。2作品それぞれご希望のお日にちをお選びの上、お申し込みください。

クラブ・ジ・アトレ会員の方は、先行販売期間は上記料金の10%OFF、一般発売以降は5%OFFでお求めいただけます

Z席 1,650円(10%税込)

前売り開始日

アトレ会員先行販売期間:
[小劇場]2025年7月26日(土)10:00~8月4日(月)
[中劇場]2025年9月27日(土)10:00~10月6日(月)

新国メンバーズ先行販売期間:
[小劇場]2025年7月27日(日)10:00~8月4日(月)
[中劇場]2025年9月28日(日)10:00~10月6日(月)

一般発売日:
[小劇場]2025年8月10日(日)10:00~
[中劇場]2025年10月12日(日)10:00~

チケット取り扱い

お電話でのお求め

新国立劇場ボックスオフィス

03-5352-9999電話予約・店頭購入方法

WEBからのお求め

チケットぴあ

ご購入はこちら

【Pコード[小劇場]:534-210】

【Pコード[中劇場]:536-050】

イープラス

ご購入はこちら

ローソンチケット

ご購入はこちら

【Lコード[小劇場]:36909】

【Lコード[中劇場]:34975】

JTB・近畿日本ツーリスト・日本旅行・東武トップツアーズほか

割引等のご案内

お申し込みの際に、割引をご利用の旨お知らせください。(Z席は対象外)

高齢者割引(65歳以上)・学生割引:5%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィスで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書・学生証を確認させていただく場合がございます。

ジュニア割引(小中学生):20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィス、チケットぴあで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書を確認させていただく場合がございます。

当日学生割引:50%割引

公演当日に残席がある場合のみボックスオフィス(窓口・電話)で取扱。要学生証。

障がい者割引:20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)のみ取扱。要障害者手帳等。

  • 車椅子席はボックスオフィス(窓口・電話)にてお求めください。

割引の詳細はこちら
U25・39優待チケットについてはこちら

Z席の購入方法

  • 上記の方法での先着販売後、残席がある場合は、公演当日朝11:00からボックスオフィス窓口でも販売いたします。
  • 電話での予約は承れません。
Z席の詳細はこちら

グループでの
お申し込み

10名以上でのご観劇の場合は新国立劇場営業部(TEL:03‐5352‐5746)までお問い合わせください。

ご注意事項

  • 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
  • 壁際、手摺の近く、バルコニーの一部のお座席で、舞台が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
  • 公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
  • 公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。
  • やむを得ない事情により、公演内容やスタッフ・キャストに変更が生じる場合があります。