朗読劇「少年口伝隊一九四五」が初日を迎えました
本日、朗読劇「少年口伝隊一九四五」が初日を迎えました。
朗読劇「少年口伝隊一九四五」は、2008年に井上ひさし氏が新国立劇場 演劇研修所のために書き下ろした作品で、以来演劇研修所3年次生が上演を重ねてきました。
戦後70年という節目の年を迎えた今年は、8月2日の沖縄公演を経て、初めて終戦記念日にあわせて上演いたします。
耳をふさぎたくなるような原爆投下直後のヒロシマの惨状。
家族を失い、中國新聞社のニュースを口頭で伝える「口伝隊」として原爆症と闘いながら懸命に生きた英彦、正夫、勝利。
そしてヒロシマを沈めてしまう枕崎台風の猛威。
演劇研修所第9期生と修了生の12名が、1945年のヒロシマに突き付けられた理不尽さへの人々の怒り、苦しみ、悲しみといった思いを伝えています。
初演から参加している宮下祥子氏のギター演奏は、少年たちの心情を的確にとらえ、舞台に一層の臨場感を与えました。
新国立劇場 演劇研修所はこれからも井上ひさし氏の言葉を口伝し、伝承してまいります。
チケットは全日とも完売となっておりますが、各回とも開演直前に1階ボックスオフィスにてキャンセル待ちチケットを販売しています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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