Storyものがたり
「青鞜」創刊の翌1912年、編集長の平塚らいてうを慕う伊藤野枝が九州から上京してくる。
同じころ、無政府主義者の大杉栄は「平民新聞」を創刊し、研究会や座談会を開きながら活動を続けていた。
野枝は女学校で出会った英語教師 辻潤との間に子をもうけるが、らいてうから「青鞜」を譲り受け、その家庭生活は崩れていく。
やがて野枝は、「近代思想」を復刊した大杉と接近し、二人は次第に仕事のパートナー、同志として深い仲になっていった......。
2020年入所の第16期生が、朗読劇『ひめゆり』、試演会『燃ゆる暗闇にて』を経て、いよいよ修了公演に臨みます。
宮本研 作『ブルーストッキングの女たち』は1983年初演で、大正モダニズムの時代精神を描いた作者の代表作のひとつです。
「元始、女性は実に太陽であった」という巻頭の辞を掲げ創刊された、女性による女性のための文芸誌「青鞜」。
時流に迎合することなく女性解放運動をリードした、平塚らいてう、伊藤野枝をはじめとする青鞜社の女性たち、
それを取り巻く大杉栄、島村抱月ら、激動の時代を駆け抜けた人々の姿を描く群像劇を、宮田慶子演劇研修所長の演出でお贈りいたします。
研修生活3年間の集大成、どうぞご期待ください。
劇作家(1926-1988)
熊本県出身。九州大学卒業後、高校教員を経て法務省に入省。職場演劇サークル「麦の会」を発足、劇作・演出活動を始める。1962年法務省退職後は劇作に専念。『日本人民共和国』『メカニズム作戦』により第8回岸田國士戯曲賞受賞。他に『明治の柩』『美しきものの伝説』『阿Q外傳』『聖グレゴリーの殉教』の「革命伝説四部作」をはじめ、『反応工程』『ザ・パイロット』『夢・桃中軒牛右衛門の』『からゆきさん』『花いちもんめ』など。
演出家
劇団青年座所属。翻訳劇、創作劇、ミュージカル、オペラと多方面にわたる作品を手がけ、演劇教育や日本各地での演劇振興・交流にも積極的に取り組む。日本演出者協会副理事長、(公社)日本劇団協議会常務理事。2010年~18年新国立劇場演劇芸術監督をつとめ、『ヘッダ・ガーブレル』『わが町』『おどくみ』『朱雀家の滅亡』『負傷者16人-SIXTEEN WOUNDED-』『るつぼ』『長い墓標の列』『つく、きえる』『永遠の一瞬-Time Stands Still-』『三文オペラ』『海の夫人』『パッション』『月・こうこう、風・そうそう』『君が人生の時』『プライムたちの夜』『消えていくなら朝』、また、オペラ『沈黙』(12・15年)を演出。16年4月より新国立劇場演劇研修所長。所長としての演出作品に『MOTHER-君わらひたまふことなかれ』『美しい日々』『るつぼ』『社会の柱』『マニラ瑞穂記』『理想の夫』。
「青鞜」創刊の翌1912年、編集長の平塚らいてうを慕う伊藤野枝が九州から上京してくる。
同じころ、無政府主義者の大杉栄は「平民新聞」を創刊し、研究会や座談会を開きながら活動を続けていた。
野枝は女学校で出会った英語教師 辻潤との間に子をもうけるが、らいてうから「青鞜」を譲り受け、その家庭生活は崩れていく。
やがて野枝は、「近代思想」を復刊した大杉と接近し、二人は次第に仕事のパートナー、同志として深い仲になっていった......。
席種 | A席 | B席 | ジュニア席(小中学生)・学生席 |
---|---|---|---|
料金(10%税込) | 3,300円 | 2,750円 | 1,000円 |
席種 | 料金(10%税込) |
---|---|
A席 | 3,300円 |
B席 | 2,750円 |
ジュニア席(小中学生)・学生席 | 1,000円 |
○クラブ・ジ・アトレ会員含め、各種割引はございません。
○ジュニア席は入場時に年齢が確認できる証明書の提示をお願いする場合がございます。
○学生席はボックスオフィス(窓口・電話)および公演ウェブサイト上フォームにて取り扱います。お引き取りの際には、学生証が必要です。
Z席 1,650円(10%税込)
Z席は、公演当日朝10:00から、新国立劇場Webボックスオフィスおよびセブン-イレブンの端末操作により全席先着販売いたします。1人1枚です。
学生席はボックスオフィス(窓口・電話)および公演ウェブサイト上フォームにて取り扱います。お引取りの際には、学生証をご提示ください。
予定枚数を終了いたしました。(2023年2月26日更新)