演劇公演関連ニュース

演劇『エンドゲーム』にて目に障がいを持つお客様への観劇サポートを実施いたしました

2026年5月25日(月)、28日(木)演劇『エンドゲーム』にて、目に障がいを持つお客様向けのサポートを実施いたしました。


『エンドゲーム』は、1957年の初演から半世紀以上を経てもなお世界中で上演され続けている、「この世界の最後かもしれない日々」を描き出すサミュエル・ベケットの傑作です。本作を十分にお楽しみいただけるよう、実施したサポート内容およびサービスの詳細をご紹介いたします。


目に障がいをお持ちの方向けの観劇サポート(5月25日(月)、5月28日(木)開催)

事前舞台説明会

新国立劇場では、視覚に障がいをお持ちのお客様にも舞台を深くご堪能いただけるよう、事前舞台説明会を実施しています。


事前舞台説明会.png

ホワイエでは、日本舞台美術家協会が製作した「触る模型」を触ることで、座席位置や舞台の構造を立体的に確認していただきました。また、物語に登場する小道具などに実際に手を触れていただきました。

座席の確認
触る模型。お客様の座席と舞台の位置関係がわかります
小道具触る模型
小道具の質感や大きさを確認していただきました。

公演が上演される小劇場の舞台上で、スタッフが舞台を歩きながら声を出し、声の響きや音の広がりを通じて劇場の奥行きや広さを体感していただきました。また舞台装置等の位置関係についてもご説明しました。

スタッフが舞台美術の上階部分の説明をしている写真
スタッフが舞台美術の説明をしています


スタッフが舞台上を歩いている写真
スタッフが舞台の上を歩きながら歩数を数え、舞台の大きさをお伝えしました。


スタッフが後ろの壁に向かって話している写真
スタッフがドーム型の壁に向かって声を出し、音の響きの違いを体感いただきました。


上演中のリアルタイム音声ガイド

音声ガイド.jpg
リアルタイム音声ガイド機。シンプルな作りで操作も簡単です。

上演中には、リアルタイム音声ガイドのサービスもご利用いただけます。これは、舞台上の照明や装置、小道具、俳優の動きなどをナレーターが別ブースから解説し、その音声を舞台の生音と同時にイヤホンでお聞きいただくものです。片耳のみのイヤホン使用のため、俳優の声や舞台の音を妨げることはありません。

ナレーターが台詞の合間を縫って会話以外の動きや場面の情報を簡潔かつ丁寧にお伝えします。また、開演直前には作品の見どころや出演者の衣裳などを解説する時間も設けられ、物語を一層楽しんでいただけるよう工夫されています。

お客様の声

「説明はどれもわかりやすく良かった」

「内容的には難しい部分もあったが、音声ガイドのサポートで大変助けられた」など


新国立劇場は、多くの方にとって舞台芸術や劇場が身近なものになりますよう、これからも様々な取り組みを続けてまいります。