温室

  • 2011/2012シーズン
  • [JAPAN MEETS… ─現代劇の系譜をひもとく─]Y

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  • 小劇場

宮田監督の2シーズン目の最後の作品は、イギリスの作家でノーベル文学賞も受賞した、ハロルド・ピンターの登場。ピンターは現代イギリスを代表するだけでなく、20世紀以降の演劇の潮流の中でも際立って大きな影響力を全世界の演劇界に与えており、まさに20世紀を代表する劇作家である。
個人のアイデンティティの危うさや、社会の欺瞞、或いは人間関係の不安定さを、鋭く切り詰められた言葉で、時に過激に表現し、登場人物のキャラクターも崩壊寸前まで突き詰めた作品群は21世紀になった今でも現代人の心に深く突き刺さる。
演出には『動員挿話』『象』で鮮烈な印象を残した深津篤史があたり、刺激的な舞台が期待される。

ものがたり

病院とおもわれる国営収容施設。クリスマス。
患者6457号が死に6459号が出産したという、部下ギブスからの報告に、驚き怒る施設の最高責任者のルートは、秩序が何よりも重要だと主張し、妊娠させた犯人を探し出せと命令する。
そして、ギブスは犯人が見つかったと報告するが、事態は奇妙な方向へと動き出していく……。