イロアセル

  • 2011/2012シーズン
  • 【美×劇】─滅びゆくものに託した美意識─U



    【美×劇】―滅びゆくものに託した美意識―
    (「朱雀家の滅亡」「イロアセル」「天守物語」)
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  • 小劇場

シリーズ「【美×劇】 ─滅びゆくものに託した美意識─」の二作目は書き下ろし作品。「滅び」をテーマに、日本の近代劇から始まるラインアップの中で劇作家、倉持裕と演出家、鵜山仁が初めて、タッグを組む意欲作だ。
劇団ペンギンプルペイルパイルズを主宰し、劇団作品の脚本・演出のみならず、外部の多様なプロデュース公演でも脚本家・演出家として活躍する倉持裕が新国立劇場に劇作家として初登場。
昨年夏まで芸術監督を務めた演出家、鵜山仁とのコラボレーションは見逃せない。ふたりの出逢いは2009 年、演出家と芸術監督として『昔の女』の上演にいたったが、脚本家と演出家として作品を一緒に創り上げるのは初めてである。

ものがたり

ある小さな島。その島民の言葉には色があり、
それそれ異なる固有の色を持っている。
いつどこで発言しても、その色によって
誰の言葉かが特定できてしまう。
そのため、この島の住民はいつも慎重に発言し、
決してウソをつかない。
ある日丘の上に檻が設置され、
島の外から囚人と看守がやってくる。
この男との会話はなんと無色透明。
やがて島民が次々と面会に来て、
打ち明け話をしていく。