近代演劇に新風を吹き込んだ岸田國士の名作。
待望の再演!
2005年秋の初演では、日本の近代戯曲を現代演劇として再生させ、演劇の本質的な力を提示した舞台と脚光を浴びた岸田戯曲2本立て公演が、ついに再演されます。その舞台成果は高く評価され、読売演劇大賞優秀作品賞をはじめ、同優秀演出家賞(深津篤史)、同優秀女優賞・紀伊國屋演劇賞個人賞(七瀬なつみ)、伊藤熹朔賞(美術・池田ともゆき)を受賞し、演劇界に岸田戯曲の再発見をもたらしました。
“演劇界の芥川賞”と称され、新人劇作家の登竜門とされる岸田國士戯曲賞。その賞に名を残す岸田國士は大正・昭和期の劇作家。フランス風の繊細なニュアンスと会話の妙味に富む作品を次々に発表し、日本の演劇界に新風を吹き込みました。そんな岸田の作品集から珠玉の小品2作をおおくりします。
偶然再会した旧友の何気ない会話からドラマが生まれる『屋上庭園』を、名実ともに演劇界の最前線で活躍する宮田慶子が演出します。そして日露戦争への出征を思い悩む夫婦の葛藤を描いた『動員挿話』を、岸田國士戯曲賞などを受賞した深津篤史が手がけます。初演時の実力派の俳優陣がそろい、さらに練りあげられた舞台にご期待ください。
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●2005年秋初演、数々の演劇賞を受賞
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●兵庫公演(兵庫県)
2008年3月15日(土)・16日(日) 14時
兵庫県立芸術文化センター 中ホール
TEL 0798−68−0255
●可児公演(岐阜県)
2008年3月20日(木・祝) 13時30分
可児市文化創造センター 主劇場
TEL 0574−60−3050