オペラ研修所試演会『イオランタ』稽古場たより③鳥尾匠海
オペラ研修所の今年の試演会はP.I.チャイコフスキー作曲「イオランタ」を上演いたします。
4月に入所したばかりの22期生をご紹介しております『イオランタ』稽古場たより。
3人目はアリメリク役の鳥尾匠海(テノール)をご紹介いたします。
鳥尾 匠海(TORIO Takumi)
桜美林中学高等学校を経て東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業。
第71回全日本学生音楽コンクール大学の部全国大会にて、テノールとして初の第1位。
併せて日本音楽放送協会賞、かんぽ生命奨励賞を受賞。
声楽を尾高綾子、吉田浩之の各氏に師事。
【研修生より皆さまへ】
今回の試演会で演奏する『イオランタ』は、ロシア語の作品です。
今回初めてロシア語に挑戦する私ですが、本当に難しいです!!
というのも、日本語にない子音と母音があるため、歌おうとする度に噛んでしまう始末でした。
しかし、先生方のお力添えを経て、言葉が少しずつ読めるようになり、メロディに親しめるようになった今、どんどんと魅力にのめり込んでいっています。
チャイコフスキーの交響曲、コンチェルト等は日本人に馴染みが多いですが、オペラもとっても素敵なので、是非劇場に足を運んで頂き、その世界を一緒に楽しんで頂ければと思います!
稽古の様子
昨日から、Y.コッコス氏による立ち稽古が始まりました。
1年次生はもちろん、2,3年次生にとっても、オペラ研修所の講師ではない演出家での公演は、研修所で初めての経験です。
この研修所を出て世界で活躍する歌手になれば様々なスタッフや歌手との出会いがあります。
その一歩として、まず、研修所で経験を積んでいきます。
オペラ研修所試演会『イオランタ』稽古たより、次回の更新は6月12日(水)の予定です。
今週末には衣裳合わせを予定しています。
どのような衣裳になるのか、デザイン画を見て研修生たちは期待に胸を膨らませているようです。
気づけばもう6月です。
公演本番まで1か月を切りました。
『イオランタ』の本格的な稽古は始まったばかりですが、一日一日を大切に稽古に励んでゆきます。
公演本番をどうぞお楽しみに。