研修所ニュース

オペラ研修所試演会『イオランタ』稽古場たより②程音聡

 

オペラ研修所の今年の試演会はP.I.チャイコフスキー作曲「イオランタ」を上演いたします。

 

4月に入所したばかりの22期生をご紹介しております『イオランタ』稽古場たより。

2人目にご紹介するのはベルトラン役の程音聡(バリトン)です。

 

程 音聡(CHENG Yincong)

中国出身。上海音楽学院修士課程修了。葛毅氏、柴山昌宣氏に師事。昭和音楽大学・上海音楽学院の共同プロジェクト『Le nozze di Figaro』でMuhai Tang氏、マルコ・ガンディーニ氏と共演し、Il Conteを演じた。同年、上海東方芸術センターで再演。

イタリア「Bel Canto in Tuscany」マスタークラスに参加し、ジョヴァンニ・レジーリオ、ウィル・クラッチフィールド、ドナ・ワアン、エリザベス・ビショップ、ラウラ・パスクワレッティの各氏に師事。上海東方芸術センターで上演された中国民族歌劇『日の出』に出演。マネージャーPan役を演じ、フランス「PIU DI VOCE」音楽祭に参加し、フランスで上演された『Die Zauberflöte』では司祭役を演じた。声楽専門家のSébastien Driant、Michele Porcelli、Hartmut Höll、Carmen Santoro氏らにも師事。2017年に「第1回台北国際重唱コンクール」で銀賞を獲得。

「パシフィック・ミュージック・フェスティバル2018ヴォーカルアカデミー」で入選し、ガブリエラ・トゥッチ氏に師事。2018年には第一回「マルゲリータ グリエルミ声楽コンクール」一般歌手クラスで優勝。同年、昭和音楽大学・上海音楽学院・ソウル市立大学校の共同プロジェクト『ファルスタッフ』でフォード役を演じた。

 

【研修生より皆さまへ】

はじめまして。22期生バリトンの程音聡です。

今回、入所させていただいてから初めての公演として、試演会『イオランタ』に出演いたします。

作品と真剣に向き合うことで、最高の表現の追求に努めたいと思っております。

ご観劇いただく方々に作品を十分に楽しんでいただけますよう、集中して稽古に励んでまいります。

  

  

稽古の様子

 

研修生たちは日々、指揮者 鈴木恵里奈氏をはじめとした音楽スタッフのもと、アンサンブルの稽古に励んでいます。

20期生、21期生にとっても、オペラ研修所講師である粟國氏、久恒氏以外の方の演出での公演は初めての経験となります。

また、今回はロシア語指導として、ヴィタリ・ユシュマノフ氏にロシア語のディクション指導として加わっていただいてきました。

一つ一つ課題を見つけては乗越えていく研修生達は、新しい指導者と出会い、また新しい発見をすることでしょう。

『イオランタ』演出のY.コッコス氏による稽古開始はもうすぐ、6月4日(火)に迫っています。

 

オペラ研修所試演会『イオランタ』稽古場たより、次回の更新は6月5日(水)の予定です。

立稽古開始直後の稽古の様子を皆様にお届けいたします。

オペラ研修所の新たな挑戦が、どのような成果を生み出すのか。

皆様、公演にぜひお運びください。

 

一般発売は6月3日10:00~より承っております。

http://nntt.pia.jp/event.do?eventCd=1918819&_ga=2.210332893.932559615.1559111345-736676021.1525160652

03-5352-9999(10:00~18:00)

 

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