『ドン・ジョヴァンニ』稽古場たより①伊良波良真
オペラ研修所修了公演W.A.モーツァルト作曲『ドン・ジョヴァンニ』。
今年の3月で3年間の研修を修了し、4月からは世界に羽ばたいていく19期生を、毎週1名ずつご紹介いたします！
最初にご紹介するのはレポレッロ役の伊良波良真(バリトン)です。
沖縄県出身。
沖縄県立芸術大学声楽専攻卒業。 同大学の卒業演奏会に出演。
第23回日本クラシック音楽コンクール声楽部門一般の部、２位（１位無し）。
同コンクールの受賞者記念演奏会に出演。
第6回東京国際声楽コンクール新進声楽科部門、1位、東京新聞賞受賞 。
『シモン・ボッカネグラ』『椿姫』『リゴレット』『仮面舞踏会』『ドン・カルロ』、『第九』のバリトンソロ等に出演。
これまで声楽を嶺井恵子、翁長剛の各氏に師事。
ANAスカラシップにより、本公演終了後にはミュンヘン海外研修に出発予定。
平成29年度試演会G.ガッツァニーガ「ドン・ジョヴァンニ～石の招待客～」 平成30年度試演会「2つのロメオとジュリエット」
【お客様へひとこと】
修了公演まで残り１ヶ月と10日程となりました。
今年度で私の研修生としての生活が終わり、４月からは新たなステップを踏み出します。
３年間の研修を通して、自身の長所と短所、現在の自分には何が足りていないのかを明確にすることができ、今後はそのことを念頭により一層精進に励みたいと思います。
さて、今回の修了公演"ドン・ジョヴァンニ"で私は「レポレッロ」を演じさせて頂きます。
破天荒な主人の無理難題に付き合わされ奔走する「レポレッロ」の姿は、登場人物の中でも特に人間臭さを感じます。
この役をどのように演じれば観客に魅力を伝えることができるのか、試行錯誤の毎日を過ごしています。
そんな日々の中で講師の先生方、共演者の皆様に支えられ、公演にむけ一歩ずつ前進できているのだと実感しています。
３年間の集大成として全身全霊で「レポレッロ」を生きていきたいと思いますので、楽しんでいただけますと幸いです。
稽古の様子
昨日は立ち稽古初日ということで、演出の粟國先生からの全体の説明、舞台監督からの舞台機構の説明などがありました。
これまでの何もなかった稽古場とは異なり、装置等の印がつけられ、研修生たちをはじめとした出演者・スタッフは実際の舞台を想像しながら、一つ一つ稽古を進めていきます。
日々の稽古の様子についてはオペラ研修所公式Tumblrにて発信しておりますので、ぜひご覧ください。
オペラ研修所修了公演「『ドン・ジョヴァンニ』稽古場たより」、次回の更新は2月6日(水)を予定しております。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
