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2013/2014シーズン
オペラ「鹿鳴館」/池辺晋一郎
RokumeikanIkebe Shinichiro
4幕〈日本語上演/字幕付〉
中劇場


三島由紀夫の文学と、池辺晋一郎の豊饒な音楽の融和によって生み出されたオペラ。演出の鵜山仁が三島戯曲の美文調そのままに上演台本を作成。"オペラは演劇のひとつのジャンルであり総合的なエンタテイメントであるべき"と考える作曲家によって美しい旋律と巧みなオーケストレイションで作品は描き出されています。物語は、明治維新を舞台に繰り広げられる父子や男女の心理を緻密に描いた愛憎劇。クライマックスの舞踏会シーンでは社会に潜む民衆の怒りや、外国人の嘲笑の的となった表面的な文明開化をあからさまに揶揄する演出など、近代化の光と影を表現しています。指揮は新国立劇場初登場の飯森範親、ソリストには、黒田博、大倉由紀枝ほか日本オペラの中枢を担うソリストが名を連ねます。

ニュース

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2014年5月29日
オペラ「鹿鳴館」の稽古が始まりました

公演日程・チケット

公演日程

2014年6月19日(木)6:30 中劇場
2014年6月20日(金)6:30 中劇場託児サービス利用可
2014年6月21日(土)2:00 中劇場託児サービス利用可
2014年6月22日(日)2:00 中劇場
託児サービス利用可 ...
託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。
上演予定時間:約3時間15分(第Ⅰ・Ⅱ幕90分 休憩30分 第Ⅲ・Ⅳ幕75分)
※時間は変更になる場合があります。最新の情報はボックスオフィスまでお問い合わせください。(6月18日更新)

チケット料金(税込)

席種S席A席B席C席D席
16,200円 12,960円 8,640円 6,480円 3,240円


クラブ・ジ・アトレ会員販売期間は会員の方は上記料金の10%OFF、一般発売以降は5%OFFでお求めいただけます。

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前売り開始日

会員先行販売期間:2014年2月11日(火)~2月25日(火)
一般発売日:2014年3月1日(土)

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スタッフ・キャスト

スタッフ

原作
三島由紀夫
指揮
飯森範親
上演台本
鵜山 仁
演出
鵜山 仁
作曲
池辺晋一郎
美術
島 次郎
衣裳
前田文子
照明
沢田祐二
振付
上田 遙
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    (指揮)

    飯森範親

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    (演出)

    鵜山 仁


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プロフィール

【指揮】飯森範親(Iimori Norichika)
桐朋学園大学指揮科卒業後、ベルリンへ留学。89年からバイエルン州立歌劇場でW.サヴァリッシュ氏のもと研鑚を積む。94年東京交響楽団の専属指揮者に就任。96年には東京交響楽団創立50周年記念ヨーロッパツアーを指揮、特にミュンヘン公演は南ドイツ新聞で「今後、イイモリの名が世界で注目されるであろう」と絶賛された。94年、モスクワ放送交響楽団特別客演指揮者(~ 98年)に就任。95年から大阪のザ・カレッジ・オペラハウスを本拠とするオペラハウス管弦楽団の常任指揮者、2001年から首席指揮者、02年には名誉指揮者の称号を受ける。1995~2002年3月広島交響楽団正指揮者。04年シーズンより山形交響楽団の常任指揮者に着任し、オーケストラの活動発展と水準の向上に目覚しい成果を挙げる。07年より音楽監督に就任。08年にはアカデミー賞映画「おくりびと」に「飯森&山響」コンビで出演。オーケストラとの活動を通し地域活性化に大きく貢献し、10年のビジネス・イノベーション・アワード大賞を受賞した。05年渡邉暁雄音楽基金音楽賞を受賞。06年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、06年度中島健蔵音楽賞など受賞多数。東京交響楽団と07年にヘンツェの『ルプパ』日本初演や、09年ヤナーチェク『ブロウチェク氏の旅行』でセンセーショナルな成功を収めた。01年にドイツ・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽総監督に就任。現在、山形交響楽団音楽監督、東京交響楽団正指揮者、いずみシンフォニエッタ大阪常任指揮者、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団名誉指揮者、ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者。海外ではフランクフルト放送交響楽団、ケルン放送交響楽団、チェコフィルハーモニー管弦楽団、モスクワ放送交響楽団、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、バーゼル交響楽団、プラハ交響楽団など世界的なオーケストラを指揮するほか、ドルトムント歌劇場などにも客演。新国立劇場初登場。
【演出】鵜山 仁(Uyama Hitoshi)
慶応義塾大学フランス文学科卒業。舞台芸術学院を経て文学座附属研究所に入所、劇団員に。初演出は1982年文学座アトリエ公演『プラハ1975』。以降、精力的な演出活動を続けている。83年から1年半、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在。2007年9月より10年8月まで新国立劇場演劇芸術監督。89年、芸術選奨文部大臣新人賞、1999年『おばかさんの夕食会』『夢の島イニシュマーン』の演出で、第2回毎日芸術賞千田是也賞、2001年新国立劇場『コペンハーゲン』で紀伊國屋演劇賞個人賞と読売演劇大賞優秀演出家賞、03年『ニュルンベルグ裁判』(ひょうご舞台芸術)などにより読売演劇大賞の大賞・最優秀演出家賞、07年『ゆれる車の音』(文学座)などにより読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞、09年『ヘンリー六世』で芸術選奨文部科学大臣賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞などを受賞。そのほかの主な演出作品に、『グリークス』(第25回紀伊國屋演劇賞団体賞)、『缶詰』(第55回文化庁芸術祭最優秀賞)、『ザ・ウィアー(堰)』(以上文学座)、『雪やこんこん』『父と暮せば』(以上こまつ座)など、またオペラでも数々の話題作を手がけている。新国立劇場では、上記受賞作品『コペンハーゲン』『ヘンリー六世』のほか、『リア王』『新・雨月物語』『新・地獄変』『花咲く港』『カエル』『アルゴス坂の白い家』『オットーと呼ばれる日本人』『舞台は夢』『現代能楽集 鵺』『イロアセル』『リチャード三世』、オペラ『カルメン』『鹿鳴館』を演出している。

キャスト

<6/19・21>

影山悠敏伯爵
黒田 博
同夫人 朝子
大倉由紀枝
大徳寺侯爵夫人 季子
手嶋眞佐子
その娘 顕子
高橋薫子
清原永之輔
星野 淳
その息子 久雄
鈴木 准(6/19・21)
女中頭 草乃
山下牧子
宮村陸軍大将夫人 則子
鵜木絵里
【坂崎男爵夫人 定子】池田香織
【飛田天骨】早坂直家

※6/19・21の公演につきまして、当初久雄役で出演を予定しておりました経種康彦は健康上の理由により出演できなくなりました。代わって鈴木准が出演いたします。
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    (影山悠敏伯爵)

    黒田 博

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    (影山伯爵夫人 朝子)

    大倉由紀枝

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    (顕子)

    高橋薫子

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    (清原久雄)

    鈴木 准

<6/20・22>

影山悠敏伯爵
与那城 敬
同夫人 朝子
腰越満美
大徳寺侯爵夫人 季子
谷口睦美
その娘 顕子
幸田浩子
清原永之輔
宮本益光
その息子 久雄
鈴木 准
女中頭 草乃
与田朝子
宮村陸軍大将夫人 則子
鵜木絵里
【坂崎男爵夫人 定子】池田香織
【飛田天骨】早坂直家

合 唱
新国立劇場合唱団
管弦楽
東京フィルハーモニー交響楽団
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    (影山悠敏伯爵)

    与那城 敬

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    (影山伯爵夫人 朝子)

    腰越満美

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    (顕子)

    幸田浩子

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    (清原久雄)

    鈴木 准

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プロフィール

【影山悠敏伯爵】黒田 博 (Count Kageyama Hisatoshi : Kuroda Hiroshi)
京都市立芸術大学卒業、東京藝術大学大学院修了。1989年よりミラノへ留学。92年『ラ・ボエーム』ショナールで二期会デビュー。以後モーツァルトの四大オペラや新国立劇場『天守物語』『こうもり』『ナクソス島のアリアドネ』『忠臣蔵』などに出演。二期会創立50周年記念公演『ニュルンベルグのマイスタージンガー』ハンス・ザックス、日生劇場開場40周年記念公演『ルル』ではシェーン博士と切り裂きジャックの二役を演じる。新国立劇場『俊寛』、東京二期会『ドン・ジョヴァンニ』にそれぞれタイトルロールで主演。2006年東京二期会『フィガロの結婚』ではアルマヴィーヴァ伯爵で舞台を牽引。その後も新国立劇場への出演や東京二期会『エウゲニ・オネーギン』タイトルロールなど大役が続き、10年新国立劇場『鹿鳴館』影山悠敏伯爵、11年には東京二期会・ラインドイツオペラ共同制作『ドン・ジョヴァンニ』に主演、12年びわ湖ホールと神奈川県民ホールにおいて、アメリカ・サンディエゴ歌劇場との提携公演として、ワーグナー『タンホイザー』ヴォルフラムにも出演。常に聴衆の期待を裏切らない逸材である。新国立劇場での主演も数多く、2012/2013シーズンは『夜叉ヶ池』学円に出演。03年度京都市芸術新人賞受賞。国立音楽大学准教授。二期会会員。
【影山悠敏伯爵】与那城 敬(Count Kageyama Hisatoshi : Yonashiro Kei)
桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。大学卒業後才能を認められ声楽に転向、同大学研究科声楽専攻修了。二期会オペラ研修所第46期本科修了。修了時に奨励賞を受賞。新国立劇場オペラ研修所第5期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ミラノへ留学。奏楽堂日本歌曲コンクール第1位、中田喜直賞受賞。マリオ・デル・モナコ国際声楽コンクール(イタリア・マルサラ)第3位(1位なし)入賞。2006年、東京二期会公演『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ、『エウゲニ・オネーギン』オネーギンに抜擢される。09年横須賀芸術劇場オペラ:パーセル『ダイドーとイニーアス』イニーアス、09年びわ湖ホール・神奈川県民ホール共同制作『トゥーランドット』、佐渡裕プロデュース『カルメン』など活躍が続く。10年は「NHKニューイヤーオペラコンサート」に初出演を果たす。最近では二期会創立60周年記念公演『メデア』メデアの夫イヤソンに出演し好評を博す。13年2月にファースト・アルバムをリリース。新国立劇場には10年の『愛の妙薬』ベルコーレで際立つ存在感を示した。また『鹿鳴館』影山悠敏伯爵、『沈黙』フェレイラ、『ドン・ジョヴァンニ』(演奏会形式)などに出演している。二期会会員。
【影山伯爵夫人 朝子】大倉由紀枝(Countess Asako : Okura Yukie)
国立音楽大学卒業。東京藝術大学大学院修了。第13回民音コンクール第1位受賞。イタリアに留学後、『カプレッティ家とモンテッキ家』ジュリエッタでデビュー。これまで『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィーラ、『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルデリージ、小澤征爾指揮『ホフマン物語』ソプラノの四役、『魔笛』パミーナなどに主演し高い評価を得ている。また、1990年二期会創立40年記念公演『お蝶夫人』ではタイトルロールを演じる。93年二期会公演『シモン・ボッカネグラ』アメリア、95年『黒船』で主役お吉を演じる。2002年二期会創立50周年記念公演『フィガロの結婚』伯爵夫人、同年二期会=ケルン市立歌劇場共同制作『ばらの騎士』の元師夫人と、相次いでR.シュトラウスの大役を演じた。コンサート活動でも著名な指揮者やオーケストラと数多く共演している。新国立劇場では1998年と2003年『アラベッラ』タイトルロール、10 年『鹿鳴館』影山伯爵夫人朝子に出演、艶やかな演唱で喝采を浴びた。二期会会員。
【影山伯爵夫人 朝子】腰越満美(Countess Asako : Koshigoe Mami)
東京コンセルヴァトアール尚美ディプロマコース修了。二期会オペラスタジオ第35期修了。修了時最優秀賞及び川崎靜子賞受賞。文化庁オペラ研修所第9期修了。文化庁芸術家在外派遣研修員としてイタリアに留学。1995年フェッルッチョ・タリアヴィーニ国際コンクール第1位。これまで東京二期会『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、『フィガロの結婚』伯爵夫人、『メリー・ウィドー』ハンナ、『天国と地獄』ユーリディスなど数々のオペラに出演。2005年中米・コスタリカでの『蝶々夫人』タイトルロールで熱狂的な成功を収め、地元各紙から絶賛された。華のある舞台姿と柔軟な音楽性でオペレッタでも活躍している。新国立劇場には開場記念公演『建・TAKERU』夏乃に始まり、『マノン』プセット、『リゴレット』チェプラーノ伯爵夫人、『忠臣蔵』綾衣、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、『黒船 ―夜明け』お吉、『鹿鳴館』影山伯爵夫人朝子、『夕鶴』つうなど多くの公演に出演し、常に高い評価を得ている。二期会会員。
【顕子】高橋薫子(Akiko : Takahashi Nobuko)
国立音楽大学卒業、同大学院修了。文化庁オペラ研修所第7期修了。田島好一氏に師事。第23回ジロー・オペラ賞新人賞、第26回モービル音楽賞洋楽部門奨励賞受賞など受賞多数。1991年から93年まで五島記念文化財団の奨学生としてミラノに留学。90年藤原歌劇団公演『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナで本格的オペラデビュー。2001年チョン・ミョンフン指揮『魔弾の射手』、02年東京室内歌劇場プーランク作曲『声』、07年『アルチーナ』にも出演。最近では09年びわ湖ホール・神奈川県民ホール共同制作『トゥーランドット』リュー、藤原歌劇団公演『愛の妙薬』アディーナ、10年『タンクレーディ』アメナイーデ、12年『夢遊病の女』アミーナ、びわ湖ホール・バーゼル歌劇場共同制作沼尻竜典オペラセレクション『コジ・ファン・トゥッテ』デスピーナなどに出演し歌唱力と演技力を高く評価されている。新国立劇場には1998年『魔笛』パパゲーナで初登場、2000年と01年、08年『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ、『セビリアの理髪師』ロジーナ、02年『ヘンゼルとグレーテル』グレーテル、12年には初の日本オペラ『沈黙』オハルに出演した。藤原歌劇団団員。
【顕子】幸田浩子(Akiko : Kouda Hiroko)
東京藝術大学首席卒業。同大学院及び文化庁オペラ研修所修了後ボローニャとウィーンで研鑽を積む。数々の国際コンクールで上位入賞後、欧州の主要歌劇場へ次々とデビュー。ベッリーニ大劇場『清教徒』エルヴィーラ、ローマ歌劇場『ホフマン物語』オランピア、シュトゥットガルト歌劇場『皇帝ティトの慈悲』セルヴィーリアなど主要な役を演じて活躍後、2000年にはウィーン・フォルクスオーパーと専属契約。専属を離れてからも『魔笛』夜の女王などで客演。日本では二期会『ばらの騎士』ゾフィーなど主役級を演じる他、主要オーケストラとの共演や全国各地でのリサイタル、更にはNHK-FM「気ままにクラシック」で4年間パーソナリティを務めるなど多彩な活動を展開。12年10月からはBSフジ「レシピ・アン」にMCとしてレギュラー出演中。新国立劇場には『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタ、『ホフマン物語』オランピア、『チェネレントラ』クロリンダ、『鹿鳴館』顕子などに出演している。2013/2014シーズンは『ホフマン物語』オランピアにも出演。二期会会員。 HP http://columbia.jp/koudahiroko/
【清原久雄】鈴木 准(Hisao : Suzuki Jun)
北星学園大学文学部卒業。東京藝術大学声楽科卒業。卒業時、松田トシ賞並びにアカンサス音楽賞受賞。同大学大学院修士課程修了、博士号取得。2010年度に同大学の特別研究員としてイギリスに留学。これまでに『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ、『魔笛』タミーノ、一柳慧『愛の白夜』(新作初演)ヨーニスなどに出演。『マタイ受難曲』のエヴァンゲリストなどでも活躍。イギリスのバロック以前の作曲家や、ドイツ・ロマン派の作曲家の声楽アンサンブル作品にも積極的に取り組み、演奏会に多く出演。バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして国内外の公演にも参加している。12年ベンジャミン・ブリテン『カーリュー・リヴァー』狂女役を、ロンドンとオーフォードの教会で演じ国際的評価を得た。澄み切ったリリック・テノールとして好評を博している。新国立劇場には、『イル・トロヴァトーレ』ルイス、『沈黙』モキチ、演奏会形式の『コジ・ファン・トゥッテ』フェルランドと『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオに出演している。2012/2013シーズンは1月の『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』ハインリヒに出演。二期会会員。


ものがたり

明治19年11月3日、天長節。明治政府によって建てられ、西欧化の象徴と称された鹿鳴館で、欧化政策の中枢にあった影山伯爵主催による舞踏会が行われようとしていた。もと芸者であった影山の妻の朝子は、夫にすら心を開かず、和装を貫き公の場にその美しい姿を現さない。朝子は、友人である大徳寺侯爵夫人季子からその娘顕子の恋人について相談を持ちかけられる。青年の名前は清原久雄。その晩、鹿鳴館の舞踏会に乱入し、影山伯爵の暗殺を企てているという。これを聞き愕然とする朝子。久雄は、新橋の芸者時代に恋仲にあった反政府派のリーダー清原との間に産まれた子だった。朝子は、自分を母と知らぬ久雄を呼び寄せ、舞踏会への乱入を思いとどまるよう言い聞かせるうちに、感極まって自分が母親であると打ち明ける。しかし、驚いたことに久雄のねらいは影山伯爵ではなく、父親である清原永之輔の殺害だと知る。我が子久雄と未だ愛するかつての恋人清原の両方を助けるために、奔走する朝子。腹心の女中頭草乃の手引きで清原と密会し、反政府自由党残党の乱入計画の中止を約束させ、自らの信条を曲げて夜会の主催者として出席すると宣言する。朝子の安堵もつかの間、影山と刺客の密談を立ち聞き、清原永之輔暗殺計画の首謀者が影山であることを知る。影山は、久雄の父親への憎しみを利用して政敵清原を襲わせようとしていた。運命の夜、朝子は意を決し舞踏会へ出席する。流血の惨事は回避できたはずの鹿鳴館周辺で、銃声が響く。影山と密通する草乃におびき出された清原が、馬車に近づいてきた人影を息子とは知らずに撃ち殺してしまったのだ。清原は、舞踏会に現れ、乱入事件の真相を明らかにすると、朝子に別れを告げて姿を消す。遠くで再び銃声が響く。



チケット購入時の注意・割引について

チケット購入時の注意

・発売初日に限りC,D席は1回のお申し込みにつき、いずれか1席種2枚まで
・車椅子をご利用のお客さまはボックスオフィスまでお問い合わせください。
・就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
・壁際、手摺の近く、バルコニー、上層階の一部のお座席で、舞台・字幕が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
・公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
・グループでのお申し込み:10名以上でのご観劇の場合は新国立劇場営業部(TEL:03‐5352‐5745)までお問い合わせください。
・公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。

Z席の購入方法


・Z席26席は、公演初日に先がけて全日程各12枚を新国立劇場Webボックスオフィス(PC&携帯)にて抽選販売いたします。抽選販売の残席と14席を公演当日ボックスオフィスにて一般発売。いずれも1人1枚、電話予約不可。

Z席 Web抽選受付期間 2014/6/17(火)11:00~6/18(水)11:00
Z席 Web抽選結果発表 2014/6/18(水)18:00頃

※やむを得ない事情により、公演当日の販売枚数が変動する場合がございます。ご了承ください。
※他公演や発売日が重なる場合、Z席の販売開始をお待ちいただく場合がございます。

※Z席は2014年4月より税込1,620円(本体1,500円)に改定いたします。


割引等のご案内

・高齢者(65歳以上)、学生、障害者、ジュニア割引がございます。ボックスオフィスにてお申し込みの際に、割引をご利用の旨お知らせください。(高齢者、学生割引はチケットぴあ一部店舗でもご利用いただけます。Webボックスオフィス、他のプレイガイドでは受付できません。それぞれ、年齢を確認できるもの・学生証・障害者手帳が必要になります。)
・開演後、S席に残席がある場合、割引価格にて、1回目の休憩よりご入場いただけます。
・当日学生割引(50%割引/D・Z席を除く):公演当日のみボックスオフィスとチケットぴあ一部店舗で販売。1人1枚。電話予約不可。要学生証。

・学生割引チケットは、JR各社の学生割引定期券を利用できる学生の方に限ります。


チケット取り扱い

チケットぴあ

0570-02-9999(24時間受付/Pコード:192-565)

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