オペラ公演関連ニュース

オペラ「鹿鳴館」の稽古が始まりました

本日、2013/2014シーズン最後のオペラ『鹿鳴館』(6月19日(木)初日)の顔合わせが行われました。

 

地下の稽古場には、作曲の池辺晋一郎氏、指揮の飯森範親氏、演出の鵜山仁氏のほか、『鹿鳴館』のスタッフ、キャストが一同に会しました。会場には、初演での合唱団メンバーに代わって舞踏会のシーンで活躍する総勢36名のダンサーも集まりました。

 

まず作曲の池辺氏が、演出の鵜山氏とはよく演劇の仕事を一緒にしてきたこと、演劇の演出家である鵜山氏が、実は慶應義塾大学在学中、ワグネル・ソサィエティー男声合唱団でソリストとして活躍していたことをあげ、オペラ演出家として全幅の信頼を寄せていることを明かしました。また、上演台本は現場で稽古を積み重ねるうちにどんどん変わって行くものなので、どんどんこうしたいと言ってほしいと出演者に向けて話しました。

 

その鵜山氏は、理想と現実、対立した考え方がぶつかり合う世界を描いたこの作品に、演技をつけ音楽を作っていくことへの意気込みを語りました。

 

一方、指揮の飯森氏は、池辺さんやコレペティの矢田信子さんとは何度も仕事でご一緒しているが、新国立劇場のオーケストラピットは今回が初めてで嬉しい、オペラ「鹿鳴館」の作品が持つ独特の世界を体験することが楽しみと話しました。

 

写真撮影終了後、舞台監督の村田健輔氏が装置模型を使って舞台形状を説明しました。全部で40シーンにもなる複雑な場面転換と、上下2つの盆が常に回っているので、歌手が観客に尻を向けて歌うことのないよう気をつけて演技をつけていく必要があると話しました。

 

休憩をはさんだ後は、早速、歌手たちの熱のこもった立ち稽古が開始されました。

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          池辺晋一郎(作曲)
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        鵜山 仁(演出・上演台本)
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          飯森範親(指揮)
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        舞台模型を使って演出コンセプトを説明

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左より 手嶋眞砂子(季子)、大倉由紀枝
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左より 大倉由紀枝(朝子19・21日)、腰越満美(朝子20・22日)

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2010年世界初演で評判を呼んだ新国立劇場レパートリー公演「鹿鳴館」にご期待ください!

 

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