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2025/2026シーズン開幕公演 オペラ「ラ・ボエーム」が初日を迎えました

本日、新国立劇場2025/2026シーズン開幕公演・文化庁芸術祭主催公演『ラ・ボエーム』が開幕しました。

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『ラ・ボエーム』第2幕より(舞台写真撮影:堀田力丸)

『ラ・ボエーム』はプッチーニの書いた青春群像劇で、世界中で愛される人気オペラです。新国立劇場では2003年以来、この粟國淳演出の舞台を繰り返し上演しています。

今回の上演では、指揮にイタリア・オペラの巨匠パオロ・オルミを迎え、ミミにマリーナ・コスタ=ジャクソン、ロドルフォにルチアーノ・ガンチ、マルチェッロにはマッシモ・カヴァレッティ、コッリーネにアンドレア・ペレグリーニとイタリア・オペラを得意とする歌手を招聘、ムゼッタの伊藤晴、ショナールの駒田敏章ら国内の歌手陣と共に、抜群のチームワークで儚い恋の群像劇を繰り広げました。

最大の見せ場となる第2幕では、新国立劇場合唱団、世田谷ジュニア合唱団が華やかなクリスマスのカルチェ・ラタンの情景を演じ、シーズン開幕に相応しい、舞台ならではの大スペクタクルを成して観客を魅了しました。

オーケストラピットの東京フィルハーモニー交響楽団も息のあった精緻な演奏で、終盤では命の灯が消えてゆくミミの姿が涙を誘いました。



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『ラ・ボエーム」第1幕より
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『ラ・ボエーム』第2幕より


シーズン開幕にあわせ、劇場メインエントランスに草月流家元・勅使河原茜氏によるウェルカムフラワーを設置しております。

各ジャンルのシーズン開幕公演、オペラ『ラ・ボエーム』、演劇『焼肉ドラゴン』、バレエ『シンデレラ』の公演期間中、10月27日(月)までお楽しみいただけます。

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メインエントランスのウェルカムフラワー
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エントランスフラッグも新シーズン仕様となりました


『ラ・ボエーム』公演は10月11日(土)まで。新シーズンも新国立劇場オペラにご期待ください。