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開場25周年記念公演 オペラ『アイーダ』が開幕しました

新国立劇場開場25周年記念公演『アイーダ』が初日を迎えました。

『アイーダ』は1998年に新国立劇場開場記念公演としてフランコ・ゼッフィレッリを演出に招いて制作したプロダクションで、以降節目の年に再演を繰り返しては好評を博している演目です。出演者にはセレーナ・ファルノッキア、ロベルト・アロニカと世界のトップ歌手や新国立劇場初登場となるアイリーン・ロバーツを迎え、国内からも妻屋秀和、須藤慎吾ら実力派が勢揃いして、華やかな声の饗宴を繰り広げました。指揮には特にヴェルディ作品で活躍する名指揮者カルロ・リッツィが登場し、出演者とオーケストラを束ね、煌びやかな音楽を導きました。

客席もキャストや合唱の素晴らしい演奏と舞台の迫力に酔いしれた様子で、幕を追うごとに熱気を増し、「ブラボー」の声が高く響いていました。

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『アイーダ』第2幕より

舞台はリアリズムと映像的な効果を特徴とするゼッフィレッリらしく豪華絢爛で、どのシーンを切り取っても美しく、新国立劇場ならではのダイナミックな舞台転換も盛り込まれます。中でも歌手、合唱、バレエ、助演俳優が織りなす"凱旋の場"は音と視覚の大スペクタクルで、総勢300名もの出演者が織り成す歴史絵巻に、客席から次々に拍手が沸き起こっていました。


『アイーダ』公演は4月21日(金)まで。

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『アイーダ』第1幕より
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『アイーダ』第2幕より
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『アイーダ』第4幕より