オペラ公演関連ニュース

オペラ公演『オルフェオとエウリディーチェ』無料配信決定のお知らせ

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2022年5月に新制作上演したオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』の公演映像を、2022年10月7日(金)深夜から6か月間、OperaVisionおよび新国デジタルシアターにて無料公開することが決定しました。

 OperaVisionは、EUの文化支援プログラムCreative Europeの支援の下、Opera Europeが監修するヨーロッパ最大級のオペラ映像配信プラットフォームです。昨年、新国立劇場はオペラ『カルメン』をOperaVisionにて配信し、今年2月にはOperaVisionのプロジェクトパートナーとなっています。

『オルフェオとエウリディーチェ』は、ギリシャ神話のオルフェウス伝説をもとに作曲されたグルックの代表作です。深い美意識で世界中にその名をとどろかす振付家・ダンサーの勅使川原三郎の演出により上演された本プロダクションは、オペラとダンスの美しい融合と、そぎ落とされた美を体現した象徴的な舞台装置などがメディア評やSNSなどで大きな話題となりました。

 また、新時代のバロック奏者として名高い鈴木優人が指揮を担当。世界最高峰のカウンターテナーのローレンス・ザッゾ、モーツァルトやバロックを得意とするソプラノのヴァルダ・ウィルソン、近年大躍進中の三宅理恵の3人の歌手、そして、勅使川原三郎と長年創作を共にするダンサーの佐東利穂子、ハンブルク・バレエのアレクサンドル・リアブコ、髙橋慈生、佐藤静佳の4人のダンサーが一体となり物語を紡ぎあげた、余韻深い公演となりました。

本配信により、世界中のオペラファンの皆様に新国立劇場のオペラ公演をお楽しみいただければ幸いです。

なお、OperaVisionでは、10月25日のWorld Opera Dayを記念する特別配信プログラムとして、オルフェウス伝説に基づいたオペラ4作品を10月に配信予定です。新国立劇場の『オルフェオとエウリディーチェ』はそのトップバッターを飾ります。



配信について

配信期間

2022年10月8日(土)午前2時(7日(金)深夜)~ 2023年4月7日(金)午後7時

配信メディア

Opera Vision 公式サイト

・新国立劇場ウェブサイト内 新国デジタルシアター

ご注意事項

・配信映像の録画・録音・画面撮影(スクリーンショット含む)は、劇場公演と同じく、禁止しています。また、動画共有サイトやソーシャルメディアへの無断転載は固くお断りいたします。適切にご視聴をお楽しみください。

・ご視聴にあたっての通信料は、お客様負担となります。


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作品について

オペラ グルック『オルフェオとエウリディーチェ』〈新制作〉
<2022年5月21日上演> イタリア語上演/日本語、英語、イタリア語、フランス語、ドイツ語字幕付

『オルフェオとエウリディーチェ』トレーラー(2022年5月公演より)

ものがたり

亡くなった妻のエウリディーチェを何とか生き返らせようと祈りを捧げるオルフェオに、愛の神アモーレは復活の可能性を示唆しつつ、全能の神ゼウスの命令として、「彼女をこの世に連れ戻すまでは、決して彼女の顔を見てはならない」と伝える。オルフェオは多くの試練を与えられながらも必死に耐え抜き、あと少しで妻を生還させられるというときに、彼女から「どうして私の顔を見てくれないのか」と詰問される。ゼウスの命と妻の懇願の狭間で悩むオルフェオは、ついに振り返って妻の顔を見てしまう...。



スタッフ・キャスト

指揮:鈴木優人 
演出・振付・美術・衣裳・照明:勅使川原三郎

アーティスティックコラボレーター:佐東利穂子
合唱指揮:冨平恭平

エウリディーチェ:ヴァルダ・ウィルソン
オルフェオ:ローレンス・ザッゾ
アモーレ:三宅理恵

ダンス:佐東利穂子、アレクサンドル・リアブコ、髙橋慈生、佐藤静佳

合唱:新国立劇場合唱団 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

インタビュー動画

勅使川原三郎 インタビュー
ローレンス・ザッゾ インタビュー