カルメン

  • 2013/2014シーズン
  • Georges Bizet : Carmen
    ジョルジュ・ビゼー/全3幕
    【フランス語上演/字幕付】

    座席表↓
  • オペラ劇場

新国立劇場レパートリー鵜山仁の演出によるプロダクション。今回は2012年よりノヴォシビルスク国立歌劇場の音楽監督を務める気鋭の指揮者アイナルス・ルビキスが新国立劇場に初登場です。カルメン役のケテワン・ケモクリーゼは、現在注目を集める若手歌手の1人で、歌唱力、容姿、演技力を併せ持つ人気メゾソプラノ。本公演が期待のタイトルロールデビューとなります。ドン・ホセ役のガストン・リヴェロは同役でローザンヌ国立歌劇場来日公演や、ベルリン・ドイツ・オペラに出演しています。またミカエラは浜田理恵が好評を得た再演に続き登場します。

ものがたり

【第1幕】セビリアのタバコ工場前の広場。休憩時間となり女達が出てくる。男達も集まるが、彼らの関心の的はカルメン。だが彼女は言い寄る男達には目もくれず、自分に無関心な衛兵のホセに興味を持つ。ホセを訪ねて同郷の娘ミカエラが登場、母親からの便りを渡して立ち去る。工場が騒がしくなり、女工と喧嘩をしたカルメンが引き立てられる。カルメンを護送する役目になったホセだが、彼女の魅力に負けて、カルメンを逃がしてしまう。
【第2幕】郊外の酒場。ジプシーが踊るなか、人気闘牛士エスカミーリョが現れてカルメンに目を留める。密輸団の仲間がやって来て相談を始める。そこへホセが登場。カルメンを逃がした罪で投獄され、やっと自由の身になったのだ。カルメンは彼のために歌い、踊るが、帰営の時間を気にするホセをなじる。そこへ折悪しく上官のスニガが現れて鉢合わせしたホセと、決闘になる。スニガは密輸団に捕らえられ、ホセは仕方なく彼らの仲間に入る。
【第3幕・第1場】岩山にある密輸団の野営地。カルタ占いをするカルメンは、「何度やっても死ぬと出る!」と叫ぶ。ミカエラが現れ、ホセの母親が危篤だと知らせる。そこにエスカミーリョがカルメンを訪ねてやって来るが、カルメンをめぐってホセと争う。カルメンは二人の間に割って入り、エスカミーリョを助けるが、ホセには、ミカエラと一緒に山を降りるよう冷たく言い放つ。
【第3幕・第2場】祭りで賑わうセビリア、闘牛場の前。闘牛士エスカミーリョはカルメンに見送られて場内に入る。女達が、ホセが来ているから注意するように言うがカルメンは取り合わない。やがてホセが現れ、復縁を迫るが冷たく拒否される。逆上したホセは彼女を刺し殺す。

【シリーズ協賛】