ウィーンの小粋な香りが漂う ガラ・オペレッタ
「メリーメリー・ウィドウ」祝祭版 〜ちょっと陽気な未亡人〜
今年度の芸術祭祝典は「メリーメリー・ウィドウ」祝祭版 と題し、オペレッタ「メリー・ウィドウ」をベースにした、ちょっと陽気な作品を上演します。
オペレッタは19世紀末のウィーンを中心に盛んに上演された「喜歌劇」とも呼ばれる、オペラと芝居の美味しい部分を合わせたもの。オペレッタにはオペラとは異なる約束事があります。それは「最後は必ずハッピーエンド」になることです。世の中いろいろありますが、そんな塞いだ気持ちなんて笑ってしまおう……と当時から多くの人々の共感と喝采を浴びてきました。
皆様と共に暗い空気を吹き飛ばし、朗らかに今の時代を乗り越えたい、そんな願いをこめて今回の公演をお贈りします。
さて、この「メリーメリ−・ウィドウ」、本場ウィーン・フォルクスオパーで長年活躍した中嶋彰子と、今や内外に目ざましい活躍を見せる新国立劇場オペラ研修所出身の俊英若手歌手たちが、指揮者・現田茂夫と共におしゃれでウィットに富んだ舞台を作ります。
芸術祭のオープニングに相応しい小粋で楽しい公演に、どうぞご期待ください。