〜20世紀の古典を観る〜
オペラ研修所は、プロフェッショナルなオペラ歌手を目指している人の研修機関として
平成10年4月に開設されました。世界中から集まる経験豊富な講師の下、
約20倍という狭き門を突破した才能豊かな15人の歌手たちが、明日のスターを
目指して日々研修に励んでいます。
その成果の一端を披露するべく、7月に引き続き「11月シーンズリサイタル(試演会)」を
実施します。研修生にとりましては、実際的な体験を積む得難い機会であるこの舞台を
ご覧いただければ幸いです。
シーンズリサイタル(試演会)では、十数曲のオペラから、アリア・重唱を中心とした
シーンを抜き出し、オムニバス形式で上演します。国際的に活躍する指揮者・演出家を
招いて指導をいただき、ピアノ伴奏ではありますが、本格的な舞台を作り上げます。
今回のテーマは「20世紀の古典を観る」。、世界各国の歌劇場で頻繁に上演され、
もはやレパートリーとなった20世紀のオペラ作品を集めてお贈りします。
演奏曲目
チレーア(1866-1950) アドリアーナ・ルクヴルール(1902)
第2幕より 二重唱 "Sia! Non risponde..."
ドビュッシー(1862-1918) ペレアスとメリザンド(1902)
第4幕より 第4場
レハール(1870-1948) メリー・ウィドウ(1905)
第3幕より フィナーレ
シュトラウス(1868-1949) ばらの騎士(1911)
第3幕より 三重唱 "Mein Gott! Es war nicht mehr als eine Farce..."
プッチーニ(1858-1924) つばめ(1917)
第1幕より
ヤナーチェク(1854-1928) 利口な女狐の物語(1924)
第2幕より 二重唱
レハール(1870-1948) ほほえみの国(1929)
第1幕より 二重唱 "Ach, trinken Sie vielleicht mit mir ein Täßchen tee?..."
ブリテン(1913-1976) ルクリーシャの凌辱(1946)
第2幕より 第1場
ストラヴィンスキー(1882-1971) 道楽者のなりゆき(1951)
第2幕より 第3場
アダムズ(1947-) 中国のニクソン(1987)
第1幕より 第1場
プレヴィン(1929-) 欲望という名の電車(1998)
第3幕より 第2場
(演奏順不同)
*演目名の西暦は初演年
*都合により、内容・出演者などを変更させていただく場合があります。ご了承ください。