リゴレット

  • 2008/2009シーズン
  • 2008/2009 Season Opera
    G.Verdi:RIGOLETTO
    G.ヴェルディ/全3幕【イタリア語上演/字幕付】
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  • オペラ劇場

2000年6月新国立劇場初演。3回目の上演となる本プロダクションは、演出家、故・アルベルト・ファッシーニが伝統的手法でこの悲劇を見事に描いている名舞台です。リゴレット役には、06年東京のオペラの森において『オテロ』イアーゴ役で絶賛を博したラード・アタネッリが08年6月『椿姫』ジェルモンに続いて登場。マントヴァ公爵に、近年急成長を遂げているシャルヴァ・ムケリア。指揮者には01年に『ドン・カルロ』で見事な音楽を奏でたダニエレ・カッレガーリが再登場いたします。

ものがたり

【第1幕】放蕩者マントヴァ公(T)の宮殿。道化師リゴレット(Br)が廷臣に皮肉を浴びせる。老モンテローネが娘を奪われた怒りを公爵にぶちまけ、嘲る道化師を呪う。場面が変わり、殺し屋スパラフチーレ(B)とリゴレットが路上で行き交う。彼の娘のジルダ(S)は、見知らぬ青年への恋を父親に打ち明けられずにいるが、青年は実は公爵その人である。リゴレットを憎む廷臣たちが現れ、ジルダを彼の情婦と思い込み、連れ去ってしまう。
【第2幕】公爵はジルダが攫われたことを悲しむ。しかし、廷臣が彼女を運んできたと知り、喜びの声をあげる。リゴレットが登場、娘の行方を探り、〈悪魔め!鬼め!〉を悲痛に歌う。あられもない姿のジルダが出てきて父親に縋りつく。公爵への復讐を誓うリゴレットだが、娘は彼への愛を捨て切れない。
【第3幕】居酒屋。リゴレットとジルダが外に佇む。店の中では亭主のスパラフチーレを相手に、上機嫌の公爵が〈女心の唄〉を歌い亭主の妹マッダレーナ(Ms)を口説く。リゴレットがスパラフチーレに公爵殺しを依頼すると、それを耳にしたジルダが身代わりになると決意、建物に飛び込み、刃を受ける。リゴレットは、死体の入った袋を開いて、娘の変わり果てた姿を目にし、「あの呪いめ!」と絶叫する。

【特別協賛】