トゥーランドット

  • 2008/2009シーズン
  • 2008/2009 Season Opera
    [New Production]
    G.Puccini:TURANDOT
    G.プッチーニ/全3幕
    【イタリア語上演/字幕付】
    ■公演写真はこちら
    ■「お客様の声」はこちら
  • オペラ劇場

芸術監督・若杉弘第2シーズンのオープニングは、プッチーニの遺作にして傑作である『トゥーランドット』を上演いたします。演出家に世界中で活躍しているヘニング・ブロックハウスを起用。歌手陣は、トゥーランドット役に、ヨーロッパを中心にこの役をレパートリーとして活躍している、イレーネ・テオリン。カラフ役に世界中で絶大なる人気と実力を誇る、ヴァルテル・フラッカーロ。リュー役に、近年パリと日本での活躍が著しい浜田理恵。ティムール役に、日本が誇る世界の名バスの妻屋秀和をキャスティング。指揮者にイタリア作品を最も得意とする、アントネッロ・アッレマンディ。万全の布陣で新シーズンを開幕します。

ものがたり

【第1幕】古代の北京。戦いに敗れ、女奴隷のリュー(S)とともに放浪中の老王ティムール(B)は、息子の王子カラフ(T)と再会し、無事を喜び合う。皇女トゥーランドット(S)が無言で姿を見せ、人々はひれ伏す。カラフは皇女の美しさに魅せられ、3つの謎を解き明かせば彼女が自分のものになると知り、謎に挑戦する。
【第2幕】3人の大臣が、皇女のせいで命を落とした異国の王子たちを思い返す。宮殿前の広場に人々が集まり、トゥーランドットが「謎が解けなければ死をもって報いる」と告げる。しかし、カラフはすべての謎を見事に解き明かす。狼狽する皇女に、カラフは自分の名を謎として与える。
【第3幕】皇女の命で人々は一睡もせずに異国の王子の名前を調べている。カラフが自らの決意をアリア〈誰も寝てはならぬ〉で歌い上げる。ティムールとリューが捕えられる。リューは「若者の名前は自分だけが知る」と訴えた後、自害する。人々が去った後、カラフは皇女に愛を語り、口づけをする。心を開いたトゥーランドットは、カラフの名を「愛」であると叫ぶ。

【特別協賛】 /【主 催】文化庁芸術祭執行委員会/新国立劇場