サロメ

  • 2007/2008シーズン
  • 2007/2008 Season Opera
    R.Strauss:SALOME
    R.シュトラウス/全1幕【ドイツ語上演/字幕付】


  • オペラ劇場

20世紀最大の作曲家の1人R.シュトラウスの傑作。原作はO.ワイルドの戯曲。サロメが生首にキスするシーンや豊麗かつ大胆で緊張度の高い音楽は、世界中で聴衆を刺激し続けています。このプロダクションは、バイエルン州立歌劇場(故エファーディング演出)のもので、舞台中央に巨大な古井戸を据えた迫力と妖しさが漂う秀作。歌・演技に加え官能的な踊りまで要求される大変困難なサロメを、説得力のある歌唱で高い評価のウシャコワが演じるほか、十全な歌手陣で臨みます。

ものがたり

紀元三十年頃のエルサレム、ヘロデ王の宮殿。領主の寵愛を一身に受ける娘サロメは、庭の古井戸の中に幽閉されている預言者ヨハナーンに興味を持ち、衛兵隊長ナラボートに連れ出すよう命ずる。ヨハナーンは、サロメにキスを求められるが、拒否して古井戸に戻る。一方、ヘロデ王は宴の席でサロメに踊りを求める。サロメは裸身にまとったベールを一枚ずつ脱ぐ官能的な「七つのベールの踊り」を踊る。踊り終えてサロメが要求した褒美とはヨハナーンの首であった。