運命とは何か?非常な運命に翻弄される男女の人間ドラマ。
有名な序曲と重厚な人間ドラマで魅せるヴェルディの傑作。非情な運命に翻弄された三人の男女が血塗られた結末へと押し流されていきます。ヴェルディらしいドラマティックで美しい音楽が抗い難い運命のドラマと連動し、めまぐるしく展開する物語を雄弁に語ります。完成度の高い序曲は独立して演奏されることも多い名曲。本公演は、ペテルブルク帝室歌劇場での初演後、スカラ座で上演され大成功を収めた改訂版での上演です。
侯爵の娘レオノーラは、恋人のドン・アルヴァーロと駆け落ちを試みるが、侯爵の前でアルヴァーロが無抵抗の証に投げ出した銃が暴発して侯爵に命中。侯爵は娘を呪って絶命、二人は逃走する。レオノーラの兄ドン・カルロは父の仇である二人を追う。戦線に逃げ延びたアルヴァーロは見ず知らずの士官を助け友情を誓い合うが、お互いの正体が判り決闘となる。そこに修道院入りしていたレオノーラが現れ、アルヴァーロとの喜びの再会も束の間、決闘で負傷したカルロが瀕死の力を振り絞ってレオノーラを刺す・・・。
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