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【プレスリリース】「エトワールへの道程2021-新国立劇場バレエ研修所の成果-」

1216リリーストップ画像.jpg    ▲薔薇アーチは実際の舞台装置(製作:百號画房)

公演概要

はじめに


第16期生7名は、2021年3月でいよいよ2年間の研修を修了し、その後それぞれがプロのバレエダンサーとしてのスタートラインに立ちます。

彼、彼女らの修了公演となる今回の「エトワールへの道程2021」は、プログラムも多彩で意欲的な作品がラインアップされました。

幕開きはグノーの音楽で踊られる『ワルツ』存分にバレエの美しさをご堪能いただける優美な作品です。

続いて、『ハルレキナーダ』よりパ・ド・ドゥ、『海と真珠』『海賊』第2幕よりパ・ド・ドゥが披露されます。

そして今回は、日本では上演機会の少ない『タリスマン』よりコール・ド・バレエも加わる華やかでエキゾティックな雰囲気たっぷりのシーンを上演します。

そして締めくくりは『ライモンダ』第3幕よりグラン・パ・クラシック。グラズノフ作曲の美しい旋律にのせて、格調高い振付で踊る研修生たちの姿にご期待ください。

今回の「エトワールへの道程」も研修生たちそれぞれの個性にあったバレエ作品がラインアップされ、非常に充実したプログラムとなりました。

各々の課題や自己と、日々真摯に向き合い様々な経験を重ねてきた研修生たちが、その集大成として披露する舞台に、皆様の温かいご支援、ご声援をお願いいたします。

公演データ

文化庁ロゴ.png文化庁委託事業「令和2年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」ビヨンドロゴ (1).png
「エトワールへの道程2021 新国立劇場バレエ研修所の成果」


【会場】
新国立劇場・中劇場

【公演日程】

2021年3月20日(土・祝)・21日(日)15:00開演(両日)

※ロビー開場は開演の45分前、客席開場は30分前を予定
【予定上演時間】

約2時間(休憩1回を含む)

【指揮】井田勝大

【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団 

【照明プラン】 小保内陽子

【出演】

新国立劇場バレエ研修所 第16期生・第17期生、予科生

<ゲスト>

阿部裕恵(牧阿佐美バレヱ団ファーストソリスト/研修所第11期修了)

石田亮一(牧阿佐美バレヱ団)

小野寺 雄(新国立劇場バレエ団ファースト・アーティスト/研修所第7期修了)

趙 載範(新国立劇場バレエ団ファースト・アーティスト) 

中島瑞生 (新国立劇場バレエ団/研修所第11期修了)

近藤悠歩(牧阿佐美バレヱ団)

仲村 啓(新国立劇場バレエ団/研修所第14期修了)

     


【プログラム】
(予定):

・『ワルツ』

・『ハルレキナーダ』よりパ・ド・ドゥ

・『海と真珠』
・『海賊』第2幕よりパ・ド・ドウ

・『タリスマン』より

・『ライモンダ』第3幕より グラン・パ・クラシック ほか

【チケット料金】全席指定/3,300円(税込)

【チケット発売】

・アトレ会員先行販売期間:2021年1月26日(火)10:00 ~ 1月28日(木)

・一般発売日:2021年2月2日(火)10:00~

【チケット取扱い】

新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10:00~18:00)

Webボックスオフィス

チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:504-150)

【主催】文化庁、新国立劇場

【制作】新国立劇場

【バレエ研修所長】牧 阿佐美

出演者

第16期生

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バレエ研修所研修生
第16期生
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    加藤里佳

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    狩俣瑠風

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    服部由依

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    吉田朱里

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    青木恵吾 

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    石山 蓮

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    土屋文太


第17期生

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    青山悠希

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    安達美苑

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    菅沼咲希

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    根本真菜美

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    福田天音

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    山本菜月

予科生
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    縄田花怜

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    大薮 樹

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    神谷歩乃加

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    久我音寧

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    髙橋隼世

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    竹花治樹

ゲスト
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    阿部裕恵

    牧阿佐美バレヱ団
    ファーストソリスト/研修所第11期修了

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    石田亮

    牧阿佐美バレヱ団

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    小野寺 雄

    新国立劇場バレエ団ファースト・アーティスト/研修所第7期修了

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    趙 載範

    新国立劇場バレエ団ファースト・アーティスト

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    中島瑞生

    新国立劇場バレエ団/研修所第11期修了 

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    近藤悠歩

    牧阿佐美バレヱ団

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    仲村 啓

    新国立劇場バレエ団/研修所第14期修了

作品について

『ワルツ』

音楽:C. グノー
振付:牧 阿佐美

牧阿佐美振付による『ワルツ』は、シャルル・グノー作曲のオペラ『シバの女王』第2幕・バレエシーンの第2曲目で踊られる音楽を使用しており、バレエの優美さを存分にご堪能ただける作品です。
新国立劇場バレエ研修生たちの品格ある資質が遺憾なく発揮される作品でもあります。

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『ハルレキナーダ』よりパ・ド・ドゥ

音楽:R.ドリゴ
原振付:M.プティパ


『ハルレキナーダ』は1900年に『百万長者の道化師』"Les Millions d'Arlequin"というタイトルで初演された作品。作曲者のドリゴの了承を得て、プティパの振付をもとにロプコフがコロンビーヌとアルカンとのコミカルなパ・ド・ドゥを独立させたものが近年よく上演されています。

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『海と真珠』

音楽:R.ドリゴ
原振付:M.プティパ

サン・レオン振付.プーニ音楽によるバレエ「せむしの仔馬」は、1864年サンクトペテルブルグ.マリンスキー劇場で初演されました。

1895年に、マリウス・プティパ新演出により、第3幕海底の場で、ドリゴ音楽によるパ・ド・トロワが加えられました。

これは、女性2人が真珠に扮し、男性が海の役を踊るもので、通常「海と真珠」の踊りと言われています。

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『海賊』第2幕よりパ・ド・ドゥ

音楽:R.ドリゴ

原振付:M.プティパ

上演されるのは華やかなパ・ド・ドゥです。このシーンはバレエ・ガラ公演の定番演目として世界中のバレエファンに愛されています。

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『タリスマン』より

音楽:R.ドリゴ 
原振付:M.プティパ

サンクトペテルブルク・マリンスキー劇場で1889年初演された作品で、"タリスマン"とは主人公ニリティがなくしてしまう星のお守りのことです。

舞台は北インド、天上の女神アマルヴァティの娘ニリティ、藩王ヌレディン、彼の婚約者ダマヤンティが繰り広げる恋物語から、コール・ド・バレエとともに主人公二人が踊るパ・ド・ドゥの抜粋上演となります

『ライモンダ』第3幕より グラン・パ・クラシックほか

音楽:A.グラズノフ
原振付:M.プティパ
改訂振付・演出:牧 阿佐美

当作品はアレクサンドル・グラズノフの音楽が大変美しい中世十字軍の時代の物語で、プティパ最後の傑作といわれる古典バレエです。

新国立劇場バレエ団で牧阿佐美の格調の高い振付と演出で2004年初演され、バレエ研修所でも数回抜粋上演され好評を博しました。

今回はその第3幕主人公二人の結婚式で踊られるグラン・パ・クラシックなどを上演します。 

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舞台写真撮影:瀬戸秀美
※舞台写真は全てバレエ研修所公演