第16期生による自作自演作品の発表を行いました
9月24日(木)、第16期生7名による自作自演作品の発表を研修所スタジオ内で行いました。
バレエ研修所では開所以来、研修2年目の研修生を対象に"自作自演作品の創作"が、夏休みの課題として与えられています。
研修生自身が作品のテーマやタイトルを考え、音楽を選び、振付をし、衣裳も決め、自分自身が踊り、作品として発表します。
牧研修所長を始め、小倉主任講師ら講師陣、1年目の17期生や予科生らもこの発表会を鑑賞しました。
これまでにない特殊な状況下で、研修生それぞれが自分自身と向き合い、日々のレッスンで学んだ技術をもとにどのような舞踊表現ができるかに挑戦した成果を披露しました。
発表後牧所長が、「どの作品もたいへん伸び伸びしており、意外な面やその人らしい面が作品に表現されていて、今後この経験を日々のクラシック・バレエの中にも活かすように」と講評しました。
振付・出演:加藤 里佳
音楽:ガーシュウィン 「アイ・ガット・リズム」
テーマ:新しい発見
▲『脱力』
振付・出演 青木 恵吾
音楽:サン=サーンス 「死の舞踏」
テーマ:朝が来る
▲『いつもとちがう空』
振付・出演 服部 由依
音楽: Ennio Morricone「Gabriel's Oboe」
テーマ:かすかな光の向こうに
▲『夜の高速道路』
振付・出演 吉田 朱里
音楽:Agnes Obel 「The Curse」
<本人コメント>
高速バスで帰るときに色々な形の月が見られて、
とくに綺麗な時は大きい満月が見られて、それをつかみたいけど
つかめないもどかしい気持ちを創作しました。
▲『Keep Making an effort』
振付・出演 𡈽屋 文太
音楽:Frank Sinatra 「It's only a paper moon」
<本人コメント>
精一杯を楽しむ様を表現しました!
▲『飛天』
振付・出演 狩俣 瑠風
音楽:久石 譲 「天人の音楽」
<本人コメント>
月の民(天人)は「もう罪は償ったのだから」
と速やかに羽衣をかけてあげ、煩悩からかぐや姫を救う。
▲『プレリュード』
振付・出演 石山 蓮
音楽:J.Sバッハ 「第1番ト長調 前奏曲」
<本人コメント>
バッハのプレリュードに合わせて
これからのダンサー人生の序章をイメージしました。
(左から)石山蓮、𡈽屋文太、加藤 佳、吉田朱里、服部由依、狩俣瑠風、青木恵吾