研修所ニュース

新国立劇場バレエ研修所公演「バレエ・オータムコンサート2019」が初日を迎えました


11月2日(土)、新国立劇場中劇場にて新国立劇場バレエ研修所公演「バレエ・オータムコンサート2019」が初日を迎えました。

新国立劇場バレエ研修所には、現在、第15期生(2018年入所)5名、第16期生(2019年入所)7名、予科生4名の計16名が在籍し、プロのダンサーを目指し日々研鑽を積んでいます。

2001年の開所以来、計14期88名が修了し、新国立劇場バレエ団をはじめとするバレエ界の第一線で活躍しています。


今回の公演では、毎日のレッスンに加え、新国立劇場バレエ団『アラジン』(6月)での
舞台実習、「バレエ・アステラス2019」(8月)への参加など、舞台上で培って得た経験を存分に活かし成長した姿を見せました。また、その公演の様子も映像を使って紹介されました。


プログラムは、前半にM.ラヴェルの音楽に牧阿佐美が振付けた『Suite』、クラシック・バレエの小作品、小島章司振付のスパニッシュ・ダンス作品『檸檬(レモン)哀歌』と多岐にわたる演目をお届けしました。『檸檬(レモン)哀歌』は本公演のために新たに振り付けた新作で、フェルミン・ケロルさんのギター演奏、石塚隆允さんのカンテ、松田知也さんのパルマとともにお送りしました。後半は『くるみ割り人形』第2幕からパ・ド・ドゥを中心に各国の踊りなどを披露いたしました。

 

公演の最後には、研修生からご来場いただいたお客様へご挨拶を申し上げました。

まず、本公演後にANAスカラシップによる、A.Y.ワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミーでの海外研修に飛び立つ第15期生がその意気込みを語りました。そして、1年次の第16期生が1人ずつ舞台上でマイクを握り、ご来場いただいたお客様への感謝の言葉を伝えるとともに、半年が過ぎた研修所での気づきや今後の研修への思いを語ると、舞台は温かい拍手に包まれました。

本公演や海外研修を経て来年3月、第15期生にとって修了公演であるエトワールへの道程2020 新国立劇場バレエ研修所の成果」を迎えます。(2020年3月7日(土)・8日(日) 両日とも15:00開演)

詳細はウェブサイトにて後日発表いたします。どうぞお楽しみに。


終演後の舞台にて